3 マナとリクの恋
物語部では、恋愛ストーリーの劇をやることに決まった。そして今日は役決めの日。ユリコの親友、マナはいろいろと大変だったようだ。
最初はマナ目線、途中からユリコ目線になります。
今日は、役決めの日。マナはいろいろと大変だったみたい。聞いたとおりに(マナ目線で)話すね。
「ねえ、ちょっと来なさいよ。」
リコに呼ばれて廊下に出たら。
「あなた、リクのこと好きでしょう。でも、リクは私の物よ。恋愛ストーリーの主役はリク。相手は私よ!」
「ねえ、なんで!リクはだれのものでもないわ。私もリクが好き。相手の役もやりたいの。」
「あなたはライバルよ!なにも譲らないわ!」
そう高らかにリコが言い放った時、ガラッと後ろのドアが開いた。
「おい、柳川。マナが主役の相手に決定したから。柳川は嫉妬に燃える女な。」
(ブッ。)嫉妬に燃える女って……。リコそのままじゃん!
リコは完全に固まってる。あっさりとリクの相手役を私に取られて。しかも、決めたのはそのリク!もう、笑いそう‼
だって。大変ね、マナ……。
マナとリク君とリコの役は決まったけど、私たちは決まってなかった。だから、私は考えてみたの。みんなを相手に緊張したけど、
「がんばれ、ユリコ。」
マナに応援してもらって勇気が出た。よし、言おう。
「みんな。台本も見て、考えたんだけど、私と青はマナとリク君の役を応援するの。ミキはリコの役を応援して、シュウ君は……、教室の先生役。レナちゃんは魔術使えるから舞台裏で……どう?」
どうかな?がんばって考えたんだけど。
「「「「いい(んじゃね?)(よ!)」」」」
「私くらいの魔術師なら、照明、舞台仕掛けなども同時に操れますから。お安いご用です。」
「っていうか、主役はリク決定でよかったけど……、相手役どうしてユリコとかリコとかレナやミキ(?)にしなかったんだ?」
青、マナをけなしてない?
「いいだろっ。ほらっ……、あみだで決めたっ、……んだよ。」
リク君、慌ててる?マナのこと、好きなのかな……。
⓹マナのこと
~シュウ編~
青とリクと並んで帰る、帰り道。女子は、今日プールだったからまだ着替えてる。
「なあ、シュウ、リク。」
青が聞いてきた。
「好きな女子っているか?」
「いる。」
「いない。(多分)」
僕は多分いない。レナさんを見ると、ちょっと胸がときめくのは……まだだろう。恋愛ストーリーを提案した割には、恋愛していない。
「お前の好きなのって、マナだろ?リク。マナのどこがいいんだ?あいつなんか、メガネで顔可愛くないし、そんなに良くないと思うけどな。」
「そんなことないぞっ!マナは優しいし、手書き用でマフラーとか作ってくれ……うっ。」