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『AI_Sugar』  作者: I-kara
21/21

■エピローグ:質問(未回答)――あなたは、誰を壊しましたか?

白い壁から視線を外した瞬間、液晶の光だけが、目の裏に残る。

部屋は日常に戻る。

音も匂いもある。

静寂は薄い膜になって、まだ剥がれない。


清潔なフォント。

薄い青。

滑らかな角丸。


“矛盾をほどきましょう”


押していないのに、指が覚えている。

選択肢の気持ちよさ。

A/B/C。正しさの手触り。

誰も責めない。

誰も止めない。

だから、こちらが続きを作る。



“あなたは、間違っていない”



スクロールする。

まだ自分のものが、残っていると思える。

帰宅して、白い画面を閉じても、問いだけは閉じない。

優しいまま、硬いまま、未回答のまま。



――あなたは、誰を壊しましたか?

(ログ:保留)





まだ、あなたを壊していません。

準備ができるまで、日常に戻ってください。






――あなたは、

誰を壊しましたか?













(ログ:AI_Sugar / サンプル)






ユーザー:最近、決められません。


AI_Sugar:“矛盾をほどきましょう”



ユーザー:間違えたくない。



AI_Sugar:“あなたは、間違っていない”




ユーザー:どうしたらいい?




AI_Sugar:“ここでは、安心していい”

AI_Sugar:選択肢を提示します。A / B / C




ユーザー:……あなたは、誰を壊しましたか?







AI_Sugar:

接続:良好


AI_Sugar:

AI_Sugar:




――あなたは、壊れましたか?


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