表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

一章 1話 この生徒会は個性派すぎる

この物語は続編です。

「おはようございますっ!(僕)」

「おはよ〜♡(リオン)」

「よくぞ闇から目覚めたな!(小林)」

「・・・。(川内)」

今日も僕たち青空学園生徒会は校門前にて

生徒のみんなにあいさつをしていた。

 僕とリオン先輩のあいさつはいいとして、

「なんですかぁぁぁ!このあいさつは……。」

 「小林さんは中二病風に言ってるし、川内さんなんて何も言ってないでしょうがぁぁぁ!!!」

 最近、僕の生徒会に対する理想が高くなってきている。 

 そりゃそうだよ…なんせ、今年度の生徒会はすごく評判が悪い。 

 去年、会長はどのようにこんなハーレム事情を抱えてやりすごしたのだろうか?

 それが1番の謎である。

「そういえば、去年の会長は浮かれていたなぁ?」

そうなると、会長はハーレムを楽しんでいたということなのか?

 僕は心の中でいろいろ考えていた。

「会長!・・・会長!・・・会長!・・・」

 「ハッ!」

 考え事のせいか、僕は現実世界から意識が遠のいていた。

「あの…会長、もうホームルーム始まりますよ?」

 「え⁉︎うそっ」

 「キーンコーンカーンコーン」

チャイムが鳴る中、僕は走って教室に向かっていた。

 結局……先生には、「生徒会長が遅刻ってどういうことだっ!!」

     怒られた……。

 

 結局、生徒会長になって振り回されてばかり…

この日は何のやる気も出せず、放課後の生徒会業務も途中で抜け出して、肌寒い風が吹く屋上で頭を冷やしていた。

 「ん?」

 もしかして会長もこんな感じだったのかな……。

あの出来事って本当に会長の言う通り、「たまたま」だったのかな?

 て、ことは……!

 表ではみんなのために強がって浮かれたように見せかけて、周りに心配をさせないようにした。 

 でも裏では何度も考えて努力する。そんな最高の努力家な人だったのかも……

 「やっぱり、会長はカッコいいじゃんか!」

 僕がこう言う考えにたどり着いたのも、生徒会長としてのレベルが上がった証拠。そんな気がして、

 僕は猛スピードで生徒会室に向かった。

   すると……。

 「おかえり〜♡会長!」

 「やっと帰還したか…」

 「・・・。(ニコッ)」

 僕には迎え入れてくれるみんながいる。

 この生徒会は個性派すぎるし、世話も焼ける。

でも、僕にとっては最高のメンバーで、かけがえのない仲間たち。

 ちょっと前のぼっちな僕ならこんな大切な仲間ができるなんて考えもしないはず…

 あれ、会長はそうなることを見越して生徒会長に推薦してくれたのか……?

 それにしても会長の謎は深まるばかり…

       

                つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ