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詩全集

Overwhelmed by happiness

作者: 那須茄子

最近ね

ずっと思い悩んでる事がある

別に僕が君を

幸せにしなくとも

もっと恵まれた幸せがあるんじゃないかって


こんな事を考える僕は随分と馬鹿だね






余命一年

そう告げられた

最初はどうしていいか分からなかったけど

君が何でもないことのように

笑ってみせたから

君の真似をして笑ってみせるように決めた



その日から

君の生きていられる残り一年を

大胆にも僕が預からせてもらった



やりたい事は

してあげたい事は

手一杯ある

どれも時間がないからって

選びたくない

選択肢ができてしまうのは怖い

だから全部あげたい



でも、想いと行動は反比例で

その現実に辛くて辛くてしかたない

あぁ、なんだか苦しい

僕はどこも悪くないのに

泣きたくてしかたない

いつの間にか

君のことより自分の感情を優先している



もう全てを台無しにして

放り出してしまいたい

君から離れて

なかったもののように振る舞って生きたい




....ねぇ聞いてくれよ....






最近ね

ずっと思い悩んでる事があるんだ

別に僕が君を

幸せにしなくとも

もっと恵まれた幸せがあるんじゃないかって


こんな事を考える僕は随分と馬鹿だよね?


君の幸せが叶わないものだったとしてもいいとさえ思ってるんだ



最低だろ、僕っていう人間は

そうなんだ

所詮こんな人間なんだ


君の生きていられる残り一年を

僕に預からせてもらいたいと言ったけど


余計に君を突き落とす結果にしてしまった

本当にごめん......僕は、君にもっと幸せになってほしかっただけなんだ..













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