車の中で
淡路島編開始
翌日朝5時半。
「着替えとかなくていいのかしら?」
「いらないと思いますよ。全部向こうが用意するので。」
「本当に大丈夫かしら?」
「大丈夫ですよ春香さん。うちのおじいちゃんはそういう物に関する用意はちゃんとしているから。」
そう、あの爺は着替えやらなんやらについては用意が異常に良い。まぁ・・・身一つで来られた方が管理等が楽という物もあるのだろう。
そんな雑談をしていると、ボサボサ頭の京谷さんが店へと表れる。
「おっはぁよーさん。まだ朝の6やのによー起きとるわぁ。ふあ~、ねっみ。ボウズ、コーヒー貰える?」
「わかりました。」
そう言いながらコーヒーを3杯淹れていき、京谷さん、春香に渡し、残りの1杯は自分で飲む。
「お嬢、子供舌やのにコーヒーなんて飲めたんか?」
「飲めるわよ‼️」
と、京谷さんの挑発に対してそう応え、コーヒーを飲むが、
「う~、苦い。」
「お嬢、苦いって言ったな‼️苦いって言ったな。大人の真似事なんてするから苦いんやで。」
カウンターをバンバンと叩いているのを横目に春香さんの前に砂糖とミルクを置く。
「砂糖とミルク要ります?」
「ありがとう、頂くわ。京谷さん?後で覚悟しておきなさい。」
「へ、へい。」
「ねぇ?お兄ちゃん、私には?」
「お前はコーヒー飲めないだろ?ほい、オレンジジュース。」
「そんな子供じゃないよ‼️」
「子供だろ。」
「…ありがとう。」
そんな掛け合いをしながらどうでも良い話をしながら時間を潰していると、ノック音が響く。
「は~い、こんな時間にどんな客ですか?」
と、京谷さんが扉を開けると、
「おはようございます。お迎えにあがりましたよっと。」
と、白兎さんが店に入ってくる。
「白兎さん、こんな朝早くに俺らを呼びつけて何するつもりスカ?」
そう、京谷さんが白兎さんに聞くと、
「そりゃ、まぁ、旅行は朝早くから出ないとね‼️ほら、皆乗った乗った‼️」
と、言いながら花菱と置き手紙を置いて、車へとソソクサと戻っていく。
置き手紙を見てみると…
~亮二へ~
店員さんを置いておくので、
おとなしく働いててね。
追加店員を置いておく優しいお兄さんより。
追伸、お土産は玉ねぎです。
おっふ、これは酷い…哀れ亮二。
そんなことを思いながら外に出るとそこには…
無駄に大きなキャンピングカーが鎮座していた。それはもう、駐車場に入ることなく道に横付けされて…
「白兎さん?これはどういう事かな?」
こんなことをした理由を聞いてみると
「いやぁ、快適な旅を提供するためだけど?」
そんなことを言うが
「本音は?」
「使ってみたかっただけですよ。」
まぁ、いいや…中身はっと…
「いやぁ、豪華だねぇ。」
流石は高いキャンピングカー、ホテルとあんまり変わらんだろ…
「冷蔵庫には飲み物、テーブルにはトランプやらウノやら置いてるんで、ご自由にどうぞ。京谷は助手席な。」
「マジすか?」
「マジ。」
そんなわけで、全員(留守番組は除く。)が車に乗り、車が発進する。
「白兎さん、どこ行くんですか?」
と、夏希が聞くと、
「夕方には淡路島の別宅に着きたいので、それまでは淡路島観光ですかね。どこに行きたいとかあります?」
「とりあえず、淡路島のサービスエリア。」
「私は淡路島の美味しいものを食べたいわ。」
「私はコアラが見たいです‼️」
三者三様ではあるが、夕方までにはこなせそうだ。
「じゃあ、淡路サービスエリアに着いたら呼びますのでしばしご歓談を。」
「「「は~い。」」」
春香さんと夏希に誘われるがままトランプやウノをしながら、スマホをいじりながら武装の確認を行っていく。どうせ爺さんが俺を呼び寄せてるってことは面倒事が起こることが予想できる。鞄にはナイフ、ハンドガン、ワイヤーなんかは入れているが、大がかりな装備が必要になりそうなら爺さんから借りるか…
まぁ、なんとかなるでしょ。
と言うわけでドンドン学園生活から遠ざかっておりますこのお話、果たして完結までに学園生活をすることはあるのだろうか?(絶対やりますのでご安心ください。)まぁ、そんなわけで淡路島編の開始です。今回の護衛対象は春香さんだけではないですし、あんなキャラやこんなキャラが登場予定です。
予告はこれくらいにしておいて、今後の予定についてです。
マドンナは週一投稿以上を目指して執筆していきます。そして近々またエッセイもどきを投稿する予定です。お楽しみに。
では、この小説が面白い、続きが気になる、早よ続き書けと言う方はブックマーク、感想、評価、レビューの方よろしくお願いいたします。
ではでは、次回もお楽しみに‼️




