20万PV 突破記念『もう交わらない』
20万PVありがとうございます。
私が顔を火傷して、病院に運ばれ、手術をし、目が覚めてから三日後。
「あれ?なにこれ?金色の刀?」
ベッドの脇に1本の金色の刀が立て掛けられていた。「誰がこんなものを置いたのよ…」
そう私が呟くと…
「あら、起きたの?歪で美しい我が宿主樣。」
「え?刀がしゃべった?」
「あぁ、そういえば私ったら、刀のままじゃない。失礼。」
と、言いながら刀が光だし、妙齢の和服美人へと変化した。
「あなたは人なの?」
と、私は聞くが、
「私はそのどちらでも御座いませんよ、まぁ、刀と言えば刀でしょうか…」
「そもそも、あんた誰よ‼答えなさい‼」
「あ、これは失礼いたしました。私は浅間治之様によって創られた式神刀が一振り『金鶴』と申します。以後お見知りおきを歪で美しい我が宿主樣。」
と、よく言えば恭しく、悪く言えば仰々しく女は頭を下げた。
「へぇ、式神…あれ?浅間?…あなた朝陽に関係あんの?」
朝陽の名字を聞いて私はつい聞いてしまった。アイツと関係なんかないだろうに…
「ええ、あの愚物のことなら関係あるわよ。」
「え?」
「でも、あの一家はダメ、孝はそもそも私を使えない、朝陽は銀鶴を選ぶ、夏希は私を怖がって近づかない。はぁ、あいつら全員揃って美しくない。でも、私は幸福だわ‼貴女みたいな美しくて歪な人を見つけたのだから‼」
「は、はぁ…」
ナニコレナニコレ、怖いんですけど、なんで私こんなのに選ばれちゃったの?なんでなんでなんで?
私はこの女?刀?を見た瞬間気づいてしまった。これはヤバイものに見いられたと…いや、本当にヤバくないこれ?
「いま、私のことをヤバイと思ったのかしら?主樣?」
今、コイツ…
「私の心を読んだの?」
「ええ、仮契約は交わしましたので」
「いつの間に…」
「貴女のお父様に頼まれまして」
と、コテンと首を傾げる。その樣が妙に似合ってるのもムカつくわね。
「あのクソ親が…」
つい愚痴ってしまう。
「あらあら、いけませんよ。親の悪口を言うのは。」
「あんたのせいなんだけど?」
「あ、これは失礼。」
と、カラカラと笑う。
「でも、貴女の望みを叶えるのなら、私と契約するのは中々にお得ですよ?」
「何がよ?」
「絶縁されたあのボンクラを取り戻したい。貴女だけの物にしたい。ついでに貴女の顔を焼いた女に復讐がしたい。」
突然女が私の望みを言い当てた。
「え?なんで?」
「あ、貴女の顔を焼いた女、貴女の想い人にご執心なようよ。」
「あの女‼」
でも、私はあの女に美貌では絶対勝てない…だって…
「私と本契約をすれば、貴女をもっともっと美しくしてあげるわ。」
「でも‼」
あの美人に勝てるはずが…
「それでも無理なら…」
「無理なら?」
「その女を斬り殺しましょう。」
「…あなた、イカれてるわね。」
そう、私は答えた。
「そうでしょうか?別にこれくらいで狂ってるなんて?」
と、女が私の手を握ってくる。
「それよりどうです?私と本契約結びますか?結びませんか?」
と、女が私の目を見て聞いてくる。
…そんなの決まってるじゃない。
「結ぶわよ‼本契約‼私はあの女を殺してでも朝陽を手に入れるわ‼」
「それでこそ、我が主樣。」
と、私の手を強く握ってくる。何かが流れ込んで来て
「アツ。」
「はい、これで終わり。暫くは私の力に慣れてくださいね。」
と、言い手を離す。
これで私は朝陽をもう一度この手に出来る…
「フフフフ、アハ、アハハハハハハハハハ‼」
「主樣頑張って下さいませ。ウフフフ。」
「こりゃ、ヤバイもんを聞いてもうたわ。後で朝陽に教えんとな。」
この時、加藤雨音は明日原ひいては公安局特別分室に目をつけられた瞬間であった。
勿論、その事は朝陽とも敵対すると言うを意味する。
それを彼女はわかっていない。
と言う訳で雨音さんが完璧に敵となりました今回。閑話にしては内容が濃い。でも、大丈夫。今回は20万PV記念、少し位話が豪華でも良いじゃない‼
てなわけで、皆様本当に20万PVありがとうございます。はじめにこの話を投稿させて頂いた頃はいつも通り全然読まれないんだろうなぁなんて考えながら投稿したらあれよあれよの間にこんな投稿鈍足なのに20万PV 突破です。本当にありがとうございます。これからも色々書きながらもマイペースに活動していくと思いますので、応援よろしくお願いします。
最後になりますが、この作品が面白い、続きが気になると言う方はブックマーク、感想、評価の方よろしくお願いします。特に感想、レビューを頂けると私が喜びます。
ではでは、次回もお楽しみにー‼




