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第50話・雇われさんたちに会ったよ


ロールさんとの楽しいランチを終えて二人でダンジョンに向かった。

のんびりとロールさんとの会話を楽しみながらダンジョンへの『門前町』というか『商店街』を歩いていると、まるでデートをしている気分になってくるので変にテンションが上がってくる。

なんかイイね!『リア充』っていうんでしたか?疑似的でも良い感じです。

あくまでも『疑似的』ではありますが……。


んで、その『疑似デート』を楽しんでいると、向こうから何か見た事がある連中が歩いてきた。

あぁ〜、あいつらは例の貴族といた三人組だわ。


「あ!ルキアさ〜ん!!」


そう言ってロールさんが手を振って、赤い革鎧のお姉さんに近づいていく。なんか知り合いっぽいなぁ〜。


「あら!ロールじゃないか。こんな所で珍しい〜仕事サボってデート?」

「違いますよぉ。れっきとしたお仕事です!これからアドルさんに頼まれてダンジョンに視察に行くんですよ」


なんでしょうか…。こうもアッサリと否定されると心にきますね。少しくらいはテレるとかキョドるとかして欲しいんですが…。


「とりあえず紹介しておきますね。こちらは今、ダンジョンでスライムの実験をしているユウキさんです」


あらぁ〜…。なんか『ついで感』丸出しに紹介されましたよ。


「どうも、初めましてユウキです。出稼ぎで冒険者やってます」

「こちらこそよろしく。アタシはルキア。こっちは同僚のノートンとガルダ。みんなギルドの雇われだ」


そう言って、三人とそれぞれ握手で挨拶を交わした。


「ユウキってさ、もしかて新人さん?」


そう言ってきたのは、フード姿のノートンだった。

チャラい感じの魔法使い。そんな印象だ。


「え?まぁ、冒険者に登録したばかりでFランクですけど……」

「そか。ならさ最近、森で変なヤツとか見なかった?」

「……?。変なヤツですか?」

「そうそう、怪しい魔法使いとか、やたらとスライムばかり狩ってるヤツとか…」


あぁ〜。そういう事か…。この人たちは例の人探しもやってるんだね。

でも魔法使いはわかるが、スライム専門の冒険者って……。


「いえ。そんな人見た事ないですねぇ〜」

「そうかぁ…。悪かったな、変な事聞いて…」


その時ロールさんが俺とノートンさんの会話に入ってきた。


「あの…。もしかて、スライムばかり狩ってる人ってユウキさんの事じゃないですか?」

「え?俺の事?そりゃ他の人よりはスライム狩りに慣れてますけど、スライムばかり狩ってるわけじゃありませんよ」

「でも、最近スライムゼリーの納入が安定してるのはユウキさんのおかげですし」

「あぁ〜。じゃ君が今、噂になってるスライム屋なんだね」

「え?そんなに噂になってるんですか?」


そう言うと、今度はマッチョ戦士のガルダさんも会話に加わってきた。


「ああ、ポーションや傷薬の品薄状態が減ったのは、スライム屋がゼリーを安定供給しているからだって噂になってるよ」

「そうなんですか。それじゃあ冒険者の皆さんのお役に立ててるんですねぇ。良かったぁ〜」


俺としては楽して儲けてる感が強かったから、他の冒険者たちの役に立っているのは嬉しい限りだ。


「そうか。ユウキが噂のスライム屋だったなら、例の『見えない魔法使いインビジブル・マジシャン』は他のヤツって事か?」

「そう見て間違いはないだろう。ユウキはどう見ても魔法使いには見えないしな」


ノートンさんとガルダさんがそんな事を話し合っていた。

どうやら、スライム屋が例の魔法使いじゃないかと勘繰っていたらしい。

危ないところだった。流石は中堅冒険者と言ったところか、なかなか良い勘をしている。

勘繰られたままお貴族様に報告がいっていたら、どうなっていた事か…。

考えただけでも恐ろしい。

早めにこの話は打ち切っておこう。下手に関わると面倒な事になりかねない。

それに何でか知らないが、ルキアさんも俺の事をジっと見てるし…。

嫌だなぁ〜、変に勘の良い人間て……。俺の事、完璧に疑ってる感じがするもの。


「あの…。ルキアさんたちはダンジョン帰りですか?」

「ん?…ええ、そうよ。ダンジョンの照明器具の設置と交換の帰り」

「へぇ〜。ダンジョンにも照明って付いてるんですかぁ。全部、真っ暗なんだと思ってました」

「まぁ、照明がついてる所はごく一部だけどね。今回は三階層に二ヵ所設置して、あとは階段のところの照明の魔石を交換したのよ」


ギルドに雇われてる冒険者の主な仕事なんだそうだ。

行方不明者の捜索とかがメインなのかと思ってたけど、塩漬け依頼の処理やらダンジョンのメンテナンスなんかの地味な仕事の方が多いんだって。


「ギルドに雇われるって大変なんですねぇ」

「そうね。地味な仕事も多いけど、ダンジョンの最深部まで普通に往復できるだけの実力もないといけないからねぇ」


その分、いろいろと特典も多いらしい。食事や装備のメンテナンスの無料とかあるんだとさ。


流石、守銭奴ギルド儲けるばかりじゃなくていろいろ考えてるんだねぇ〜。



あけまして、おめでとうございます!

毎度、お読みいただきありがとうございました。

本年もダラダラと更新していきますので、よろしくお願いします。


突然ですけど、「カクヨム」でも投稿してみました。

内容の変更はありません。

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