第203話・狙われたレッドさん?
更新が遅くてスミマセンm(_ _)m
「『神獣信仰』ってのはな…」
と、マーティンさんが説明してくれたところによると…。
この世界で最も古い信仰とされる『六神信仰』の分派なんだとか。
信仰の対象は名前の通り、六体の神獣様。
最盛期でも弱小のマイナー信仰だったらしく、御神体の像に祈り捧げる事が主体だったらしい。
で、大元の『六神』ってのは、ヘイゼル爺さんから教わった、この世界に時折顕現される六柱の神様の事なんだってさ。
この『六神信仰』は超文明時代からあったとされ、当時は国教の様な感じで広く信仰されていたらしい。
んで、その『六神信仰』も年代を経ると共に変化していき、各神様のみを信仰したり、神の眷属であるところの神獣を信仰したりと信仰の種類が増えていった。
だけど、超文明が崩壊すると同時にその信仰も廃れていった。
「各地域にある祠や御神体を守っている程度のモノになったんだ」
しかし、100年ほど前に影響力の強い教会やら新興宗教やらが信仰の正常化を理由に祠の破壊や御神体の強制的な回収といった暴挙がなされ、今では辺境地域の一部で細々と信仰が続いている程度になったんだとか…。
「まあ、今はそんな暴挙は国が禁止してはいるんだがな…」
どうも、裏ではまだやっているらしいのだ。
マーティンさんの故郷の村にも祠があったんだが、不審火で全焼して御神体も行方不明になったんだとか…。
んで、そこまで廃れている信仰なんでせいぜい祠に向かって祈る程度の事しか出来やしない。まして巡礼など金の掛かる事など出来るはずはないってのがマーティンさんの見解だった。
「でも『六神信仰』って歴史のある信仰なんでしょ?ウソかホントか知らないけど、神様ご本人が顕現してるんなら早々に廃れるモノじゃないと思うんだけどなぁ」
「いくら神様が顕現しても御利益ゼロじゃ拝む気も起きんだろうが…。実際、超文明滅亡の時には何もしなかったんだしさ。それにとある国じゃ神獣が超文明を滅ぼしたって言ってるしなぁ」
討伐対象にしてる国もあるんだってさ。不死の存在を討伐対象にするって…どんだけ不遜なんだよ…。
まあ、そんな事より重要なのは件の団体さんのこと。
もしかしたらコイツ等がモルドバで目撃の噂があった例のサル…なんとか教団(正直、覚えていない)の関係者かも?って可能性もあるし、他に気になる噂も無いんでコイツ等について情報集めをしていこうという事になった。
いささか単純かもしれないが、やらないよりはやる方が良いに決まっている。
いくら経費が辺境伯様持ちだからと言って、遊んでいたら怒られてしまう。
あとで調査報告書を提出しないといけないのだから、それなりの格好はつけておかないと…。
てなわけで、しばらく飲んでから次の定期報告会は十日後にするって決めて解散となった。
そして帰り道…。
俺は月影部隊に連絡をとり、例の怪しい集団を探らせる事にした。
集団がいる屋敷の近くには上手い具合に『3番』『6番』『10番』の三体が潜伏していたので、コイツ等をステルスモードにして屋敷に潜り込ませた。
そして翌日の夜、かなり重要な情報が入ってきた。
以下は、アバターからもたらされた音声データである。
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「ドロテア、後続の連中が遅れているようだが、どうなっておるか?」
「は。定時連絡によりますと悪天候の為に数日遅れるとの事です」
「そうか…悪天候ならば仕方あるまい。慌てて例のモノを破損されても堪らんからな…」
「そうでありますな。アレは今回の作戦の要でもありますから」
「ああ、しかしシグナス隊の不手際さえ無ければ神竜如きに煩わされずに済んだものを……」
「ええ、『滅殺の炎』と言われる超文明の武器さえ入手できていれば、神竜を滅ぼすとはいかぬまでも封じることくらいは可能でしたでしょうに…」
「その武器はすでに封印されたのだ。今さら嘆いていても仕方あるまい。後続が運んでくる『透過の結界』があれば神竜に気づかれずに行動が出来る。それだけでも由としようではないか…」
「そうでありますな。我らの目的は神竜に奪われた英雄たちの遺産の奪取なのですからな」
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オイオイ、シグナス隊って…あの森で潰した部隊じゃん。
ガッチリ繋がっちゃったよ。コイツ等サルバン教のルメイ派の連中じゃんか。
コイツ等、魔導具を悪魔の技術とか言って否定してる癖に使用する気満々じゃん。
しかもレッドさんの持ってる宝物を狙ってる?
ったく目的の為なら教義もヘッタクレもあったもんじゃないな?
最終目的はわからんが、レッドさんの平和な生活を邪魔するとは言語道断だ。
なんか無性に腹が立つから邪魔したろう〜。
お読みいただき、ありがとうございました。
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