表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
177/227

第177話・出発!!


街での物資の買い出しなどに三日ほど費やした。

そして、今日はダンジョンに向かう事に相成った。


「まずはギルマスに挨拶してからダンジョンに向かいましょう」


と、ユーノさんの一言で出発。

直にダンジョンには行かないのは予定通り。

なんせ、ギルドでは判定試験を見物するパーティが待っている。

しかも、判定試験の場所にはギルドの雇われ冒険者たちが先行して会場作りをしているとの事。

今回の判定試験の公開でオークションの売り上げ金額が上がれば、ギルドは定期的に公開試験をするつもりだという。

ギルドにとっては、新しい儲け方をいろいろと模索する試金石でもあるんだとさ。


「とりあえず儲かりそうな事には、なんでも手を出すねぇ…。あのギルドは…」


「まあ、ダンジョンの設備費やら経費に四苦八苦してたからねぇ」


それとなく裏事情を知ってるルキアさんは苦笑していた。





ギルドに到着すると思ってた以上に冒険者達が少なかった。

あれぇ?前評判はかなり良かったはずなんだけどなぁ〜。


「なんだ?思ってるより人数が少ないとか思ったか?」


そう言いながら、ギルマスのロドリゴさんが出迎えてくれた。


「ええ…まあ…。ホントにこれだけなんですか?」


ギルドにいるのは、3パーティ18人だ。

正直、もっとたくさんのパーティがいても良いはずなんだけど…。


「オマエ等と一緒に行動するのが、その3組ってだけの話だ。他はもうすでにダンジョンに潜ってるよ」


ロドリゴさんの話によると、判定試験の見物客は20パーティ以上いる。

それに階段探索チームは30組近くのパーティがすでにダンジョン入りしているそうだ。いつも以上にダンジョンは賑わっているようだ。


「小さなダンジョンに、これだけの人数が潜るのは久しぶりの事だからな。ダンジョン事業部の連中も張り切ってるよ」


ダンジョンでは『雇われ』の冒険者達も先行して潜っていて、判定試験の会場作りをやっているという。


「なんか、申し訳ないくらいにギルドが頑張っちゃってるんですけどぉ〜」


正直、この趣味レベルの討伐クエストにギルドがここまで乗っかってくるとは思ってもいなかった。よほど、儲け口が欲しかったようだ。




ギルマスへの挨拶を済ませ、同行の3パーティと一緒にダンジョンへと移動する。

その間に聞いたのだが、判定試験の見学をする冒険者のパーティは高ランクばかりらしい。彼らもAランクのパーティで、商人の護衛としてこのヤドラムに来たのだそうだ。そしてこの公開試験の事を聞いた商人から魔導具の査定の依頼を受けたという事だ。本当は商人自身が査定に来るのが良いんだが、何せ試験会場がダンジョンという事なので安全の為に冒険者が代理で査定する事になったんだとか…。


「まあ、ダンジョンじゃ命の保証が出来ないから俺らが出張ってきたのさ」


とは、同行のパーティ『雷光(らいこう)』のリーダー、コサックさんの弁だ。

試験見物のパ−ティにはギルドから情報も渡され、討伐で魔導具の実戦試験も行われる事も知っていた。


「実戦試験なんて滅多に見られるモノじゃないからね。期待しているんだよ」


判定試験は非公開が普通だ。何故なら、判定される魔導具が『特級』や『一級』になった場合、機密扱いなる事が多いからだ。

今回の場合、ユーノさんや俺が『二級』判定を目指して製作した魔導具なので『特級』や『一級』になる様なモノは無い。機密扱いの魔導具が無いのであれば、公開試験も可能になる。


「ギルドもその辺に目を付けて儲かるチャンスと、公開する事に踏み切ったと…」


「そうだろうね。だから、今回のオークションは盛り上がるはずだよ」


ちなみに、『雷光(らいこう)』の皆さんもオークションに参加予定とのこと。


「買えるとは思っちゃいないんだけどね」


どんだけ盛り上がるか見てみたいジャン!と、にこやかに言っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ