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エピローグ(別視点)

真久貝がやってきたあとの凪子と、迎えに来た牧崎。

短いです。


「考えてみれば、やっぱり花が思ってた以上に不器用だったのが発端ほったんよね」


 花の住むアパートに真久貝君が到着したら、凪子の役目は終わりだった。それまでどうやって時間を稼ぐかには苦慮してしまった。


 凪子が追求しすぎてしまえば、花は意固地いこじになるかもしれなかったし、逆に冷静になられて真久貝君をすげなくあしらってしまう結果もありえた。


 また、真久貝君の役割を奪うことのないように話を進める必要があった。結局、今回の花の起こした問題の原因も引き金も真久貝君にあると思えたからだ。ならば、第三者が介入しすぎるのはいいことだとは思えない。


「そうだね」

「そうだね、って寛司くん他人事ひとごとみたいに」


 花のアパートから一番最寄りのコンビニで凪子と落ち合った人は、穏やかな顔をしている。


 ひとごとに答える声に、むっとして返すと、こちらの想いを理解してなお世間話でもしているかのような言葉が返ってくる。


「他人事っていうより、立花さんが器用な人間でもないことは俺らの中で周知の事実だっただろう?今更な気もするよ」

「花(本人)に自覚がないのが問題だけどね。1人で考えて、結論出して、実行して・・・。やたらと行動力と思い切りがあるから厄介だわ」

「でも、これからはこんな騒動起きないだろうね」


 まだどうなるか分からないのにどうして言い切れるのか、と凪子が恋人であり婚約者でもある寛司に問う。


「浩介が立花さんを逃がすことは二度とないよ。浩介がそれを許すはずがない」


 個人的には、立花さんが早く素直になることを祈っている、と彼は彼女にささやいた。


「犯罪者になった浩介を弁護したくはないからね」


 くすくすと笑いながらの彼の言葉に、彼女は不謹慎だ、と小言を返した。

拙作を読んでくださった皆さん、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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