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トリチウムの蛍

作者: 龍源寺直介

短機関銃で蜂の巣にされて


ボロ雑巾のようになっても


抱きしめていてくれるか


無様にも敗れ去り醜態をさらし


落ちぶれて疲れ果て


それでも愛してくれるか


おまえが昨日の夜みた光は蛍


腕時計の文字盤に埋め込んである


放射性物質のトリチウムガス


おれが与えられる光はその程度だ


トリチウムのように自然発光をする


しかし弱い


なみだがでるほど弱弱しい


それでもその光を信じていてくれるか


いいや答えはなにも期待していない


もう答えなどきまっている


たとえ暗闇になっても愛しつづける


トリチウムの光のように



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