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第十六話 仲間、そして影

更新再開です! 遅くなって申し訳ございません。

 数日後、啓太が竜一の家に来た。もちろんブレイズも一緒だった。

 今回は遊び目的で来たわけじゃない。昨日の事、そして現在の状況を把握する事が目的だった。

 竜一の部屋に来るとブレイズが早速話を始める。話を聞くとどうやらオールとブレイズは初対面らしい。種族が違うから別々の場所に住んでいるからだとか。

(同じ精霊でも違うんだなぁ)

 ブレイズは故郷をディープカオスに破壊されたらしく、そのためオール達に加勢するとの事だった。

「俺は奴らを許せない。俺の故郷を、仲間を傷つけた奴らを俺は許せないんだ!」

「そうだったんだ……。大変だったんだね」

 ブレイズは竜一たちを見る。

「奴らを倒すため、俺達と共に戦っても良いか?」

「竜一、頼む」

 啓太も手を合わせ、ブレイズと一緒に竜一たちに頼み込む。竜一とオールはお互いを見てうなずく。

「こちらこそ頼むよ」

「仲間が欲しかったしな!」

「よっしゃあ! そうこなくちゃ!!」

「ありがとう。竜一、オール」

 彼らは新たな力、仲間を得た。それは竜一たちにとって心強いものだった。その事を竜一達は喜んだ。


 ほとんど光を失った真夜中の町。その高台に一人の少年と一人の精霊。

「どうだったセレン?」

「あいつら手を組んだみたい。まあ雑魚が一人から二人に増えただけだけど」

「ふん……」

「それにしてもあいつら笑ってたわ。どうせあいつらじゃ勝てないのにね」

 セレンの話を聞いたライトは少し考え事をすると口の端がつりあがる。

「そろそろ奴らと戦うか」

「もう?」

「早くに絶望させたほうが良いだろう? あいつらのためにもさ」

「フフッ、ライトは意地悪ね」

 ライトは再び目の前に広がる街を見る。

「私の願いのため、お前達を消す。オール、そして風時 竜一!」

 しばらくして彼らの姿は闇へと消えていった。

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