表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

まきの家1-2

物凄く遅れてしまいました。

続き待っていた人、いるかはわかりませんがごめんなさい!

新しいタブレット買ったり、ゲームしたり、本読んだりと忙しかった(?)ものでして…すみませんでした!

ではどうぞ!

ゆりちゃんは部屋の中に案内され、その部屋の大きさと清潔さに驚いた。それが普通だと言わんばかりに振る舞うまきやクリスにも驚く。

「ひ、広いですね…こんなところに住んでいたなんて、まきさん凄いです!」

「そんなに広くないですわよ?うちにはここより広い部屋がいくつもありますわ。ね、お母様?」

「そうね〜、多分ここ、一番狭い部屋だと思うわ〜」

あまりにも自然にお茶を入れていたので、ゆりちゃんは今まで気がつかなかった様子。

「…えっと?なんでお茶入れてるんですか?」

「一緒に飲むために決まっているでしょう?それ以外に何があるのよ、まき、お菓子を貰ってきてちょうだい」

「わかりましたわ」

実は自分でお菓子を持ってきていたゆりちゃんだったが、この雰囲気では自分が出すことはできないと思ったのか、そわそわと動かしていた手を膝に置く。

でも、帰る前には渡そうと決意したゆりちゃんだった。

「持ってきましたわ」

時間が過ぎていくのが早いようで、まきはお菓子の入った籠を片手に戻ってきた。まきから籠を貰い、席を立つクリス。籠を渡した時に何か言われたのか、紅茶のポットを持つまき。

ゆりちゃんの頭にはハテナマークが浮かんでいるようだが、気にせずクリスが明るく言った。

「お茶会をしましょう!」

「は、はい、やりたいです!」

ここまで準備をしているのを見てからでは、拒否などできるわけがない。それにゆりちゃん自身もお茶会をしてみたいと思ったのだろう。

三人はバルコニーに移動した。心地よい風が何処からか吹き、暖かい日の光に照らされている。

「ここ、いいですね…」

「でしょう?私のお気に入りなのよ〜」

「これ、置いておきますわ」

そう言って紅茶の入ったポットを丸テーブルに置く。まきは何を話そうかと、二人の話をバックに考えていた。

「さあ、何か話題はないのかしら?」

「そうですね…」

ゆりちゃんも考え込む。二人して悩んでいる様子にクリスは微笑んだ。

・・・

だいぶ時間が経ったはずだが、二人はまだ唸っている。流石にそろそろ話し始めないと帰りが遅くなると思い、クリスは話題を振る。

「じゃあ、ゆりちゃんのお店についてなんてどう?私も食べに行きたいわ〜」

「そうですね!それがいいです!今まで悩み続けていたゆりちゃんがヘンでしたね!」

「盲点でしたわ。こんなに近くに話題があるというのに…」

二人ともこの話題でいいと言う。特にゆりちゃんは、うまくいけばりぴーたー?が確保できると意気込んでいるようだ。

「ゆりちゃんのお店って、持ち帰りできるかしら。できたらまきに買って帰らせたいわ〜」

「ぜんぜんおっけーです!言ってくれたらすぐにやりますよ!」

「持ち帰り、できたのですね…てっきりできないのかと思っていましたわ」

「言ったら良かったですね…すみません」

「今度、お店に行ってみようと思うわ。おすすめはあるのかしら?」

「…その時に気分によりますね!」

「そうだろうと思いましたわ。値段もいつも適当ですもの。似たようなものですわ」

「そうなの?ゆりちゃん。値段が適当なのはあまり良くは無いと思うわ。ちゃんと考えてつけたほうがいいわよ」

沢山の話をしながら、お茶会(女子会)は進む。

・・・

紅茶のポットの中身が無くなり、お菓子も底をつきかけたとき。空はもう夕焼けで、風も幾分か冷たくなってきている。

「〜っ、楽しかったです!そろそろ帰ったほうがいいですよね」

「そうね〜。私も今日話せて楽しかったわ、またいつでも来ていいのよ」

「帰りもまた私が送りますわ」

「ありがとうございます!クリスさんもゆりちゃんのお店、来てくださいね〜」

そこまで言って、はっとする。

「そうでした!忘れるところでした…これ、作ったので食べてください!」

そう言ってクリスに手渡したのは、ラッピングされたクッキーだった。

「まあ!ありがとう、頂くわ」

「ずるいです、お母様!私も食べたいですわ!」

「まあまあ、落ち着いてください、また持ってきますから」

「…送りますわ。絶対に、残しておいてくださいね!」

少し冷たい風が吹く中、ゆりちゃんとまきは飛び立った。

・・・

「まきさん、送ってくれてありがとうございます!またお店に来てくださいね!」

「わかっていますわ」

まきが家へ向かって飛び立った後、ゆりちゃんは店のドアを開けて言った。

「ただいまです!」

カララン…

読んでくれてありがとうございました。

次回も投稿日未定です、気長にお待ちください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ