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星をなぞって

作者: 白之 絲

暗い夜 寒い夜

空を見上げて

星と星をつなげて


ネコ イヌ あれはウサギ

好きなように 気の向くままに

わたしだけの 星の地図


誰にも知られぬ わたしの宇宙


宇宙があって

地球があって

生き物は 空を仰いで

ヒトは 星座をつくった


誰かが言い出した 星の地図

それがまた誰かに伝わって

世界に知られる星座になった


最初に空の星をなぞったのは誰であったか

暗い夜にまたたく光で 絵を描いて

あれはヒトだ あれはサカナだと

ひとりで楽しんでいたのだろうか

誰かと笑い合っていたのだろうか


今は誰も知らぬ

遥か昔にあったこと


星をなぞって

わたしはいつかの誰かを想う


そちらは どんな空が見えますか


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― 新着の感想 ―
最近、投稿されてなくて心配…… 貴方の詩が好きなのでまた投稿出来るならして欲しいです!
星の地図をなぞりながら、最初にそうした人に想いを馳せるところが心に残りました。 遥か遠い昔の誰かへと、呼びかけるラストが印象的です。素敵な詩を読ませていただき、ありがとうございます。
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