第六話 会いたいよ
今回は長くなってしまいました。いや?これが普通なのかな?まあ、とりあえずお楽しみください!
警視庁、一階受付に一人の女性が立っていた。その女性は後ろで髪を結び、かわいらしい感じの茶色のコートを着用している。首には茶色と白のチェック柄のマフラーを着ていた。ズボンはジーパンをはいていて美少女で可愛らしい感じの人だ。そう、その女性とは小口 羽野湅こと、はや姉さんであった。
(はっ君ごめんね、助けられてばっかりだったのに裏切るようなことして。)
そう、はや姉は二日前はっ君をうったことを後悔していた。
しかし、仕方がなかったのだ。
あの状態で無駄に抵抗すれば、あの人数さすがに寝てるはっ君を連れて逃げるのは無理だったであろうし、相手はあの公安警察よりも上の組織、どこへ行っても捕まるだろう。
あと、はや姉は知っていたのだ、森山警視総監が無駄なことはしないのを。
そうこうして、はや姉はとある部屋で待たされていた。
そう、普通に公安警察の待合室であった。
そこに一人のスラッとしたイケメンのスーツ姿の男が入ってきた。
「待たせましたか?小口さん」
はや姉を怒らせまいと緊張した様子であった。
一日前に親友を逮捕されて機嫌が悪いと思ったからだ。
そう、その男は一日前にはや姉と話をしていた男であった。
名を林 誠という。
「いえ、そこまで」
ここも変わらないなと思いながら、はや姉は答えていた。
「それでは、本日のご用件は?」
丁寧に誠が聞いた。
「ええ。簡単よ。私も今すぐ警察になるわ」
はや姉が言ったあと、しばしの沈黙が訪れていた。
「ええええぇぇ!?」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇえぇぇぇ」
僕は驚いていた。
それもそのはず、僕は習志野まで行くと伝えられていたのだ、しかし今いるのは、懐かしく、現役時代にお世話になったところで、僕の戦友がいるところ。
そう、その場所とは『防衛省自衛隊装備技術開発部』であった。
「えっと、習志野に行くんじゃなかったのですか?」
ビックリしすぎて、はっ君に似合わぬ、超丁寧な敬語をつかってしまった。
「あとでいく。今はついてこい。」
冷静に落ち着いた低いトーンで言ったのは森山警視総監である。
そして、有無を言わさず森山警視総監は早歩きで中へ入っていった。
僕は慌ててそれに追いつこうと駆け足をする。
そうして、入ったらまず受付があった。
森山警視総監は、顔パスで、普通に受付を通過した。
と思ったらちゃんと本人確認をされていた。
さすがに機密情報を扱う場所である。
そして、なんとか突破して、歩くことしばしばし。
”バン”
なんか、爆発音がした。
嫌な予感がした。
予感が当たっていた。
「よぉぉぉ、久しぶりやの!はっ君や!」
元気よく僕に突っ込んできて僕に声をかけたのは、現役時代の僕の担当技術者で、僕の友人でもある男。
名を村木 虎太朗という。
黒シャツを着て上から白衣をはおっていて、メガネをかけていて、髪の毛の上のところがはねているが、真面目そうな彼だが、実は、なんか、こいつ無駄にすごい演出して、無駄にタックルしてくるんよな、、やばいやつなのである。
疲れてるときならキレてしまうが、いいやつではある。
「ひさー」
とりあえず、簡単に説明しといた。
そして、森山警視総監を見た瞬間態度を改めてから、キリッとした声で言った。
「あ、どうも。頼まれていたやつはできております。こちらへ」
そういわれて、森山警視総監と僕は虎太朗こと、こった、について行った。
そして、白い壁とLEDの電気が照らす四角い通路を進んでいくと、一つの部屋があった。
『臨時研究室 主任村木 虎太朗』と部屋の入り口に書かれていた。しゅ、主任!?こったも出世したな~。
そうこう思っていると、こったが、首にかけてる名札を扉にかざして、扉があいた。
そして、中には白い白衣を着た研究者が4名程いた。
一人は褐色系の肌で、細めの体、短めの髪のイケメン男性である。この人めっちゃイケメンやな、うらやま。左胸についている、金色の名札を見るに、岡谷 大輔という名らしい。
一人は雪のように白い肌で綺麗な白髪ロングで、髪の長さは肩ほどまである、白髪は決して老けてるわけではなく、幼い感じの美女である。やべぇ、若干タイプかも身長160cm程度だし。まあ、髪はショートが好きなので、そこまでやけど。この人は相川 奈々(あいかわ なな)というらしい。
一人はメガネをかけていて、おとなしい感じの女性だ。肌の色は普通の白すぎないちょうどいい感じの白で、髪は漆黒の黒、でロングだ。キリッとした瞳は睨まれたら怖そう。
この人の名前は黒江 菜々美というらしい。
最後の一人は白い肌で、黒い少し長めの髪、メガネをかけて真面目そうな頭の良さそうな男性である。第一印象でいえば、何でも答えてくれそう、である。マジでなんでも知ってそう。この人の名は西野 尚也というらしい。四人とも初対面である。
そして、部屋のまん中には大きな柱っぽいものがあり、そこに白い軍服と帽子のセットやリボルバーや、拳銃、黒いカバンが置かれており、青っぽい透明のガラスケースで囲まれているみたいだ。そして、その柱を囲むようにコンピュータ類が置かれていた。イメージは、良くテレビやアニメで見るようなサイバーてきなあんな感じだ。
そんななか、こったが口を開いた。
「こちらが例の物です。」
そういって、さしていたのは、白色の軍服と帽子のセットの置いてある柱であった。
そして、まずは、白い軍服と帽子の説明をしてくれていた。
曰く、完全に日本製で世界に一着なのだと。素材一つ一つにこだわっており、涼しさと動きやすさ、見た目を重視したとのこと。さらに、防弾性や耐久性も従来の物よりいいらしい。あと、ポケットがかなりあって、色々入れれるらしい。
次に帽子は、涼しさを追求しているだけらしい。素材も軍服と同じものらしい。
次に拳銃は、コルトm1911をモデルに改良されたのもみたいだ。
なんか、軽量化と、どんな状況でも使用できる容器なったらしい。装弾数も増えて、弾の入れ替えがやりやすくなったらしい。
あ、あと音が少し小さくなったとかなってないとか。
次に、さっきは見えなくて気づかなかったけど黒色の革靴があり、それの改良された場所や改良されたとこの使い方などは僕には教えてくれないらしい。なんか、時が来たときに教える、とか言われた。
他にも、勲章や職種バッチが置かれていたが、今のところは特に効果はないらしい。
ちなみに、職種バッチとは、自分の職種や技能を示した物で、その他にも階級をあらわす階級バッチや所属場所をあらわす所属バッチなどがある。らしい。てかおかれてた。
そんなこんなで、その軍服などの装備類は後日僕の出発前に渡してくれるらしい。
でも、銃やカバンなとは今渡してくれた。なんか、使ってなれろとかなんとか、そういうことなら全部渡してくれよ、と思ったのだがそういうわけにもいかんらしか、なんか他のやつは情報が漏れたらダメだしまだ完成してない、と。そう言うことなら仕方ないので、もらった物だけもって、森山警視総監と習志野に向けて再出発したのであった。
「ということで、こいつらをしごいてくれ。」
森山警視総監が明るく元気にそう言ってて、僕は一人、密かにここ、高官応接室にて絶望していた。
「わかりました。残り四日で、鍛え上げてみせます!」
絶望してる僕をよそ目にそう、やる気に満ちた感じで宣言していたのは坂口 風見司令という、この基地の最高責任者である。そして、これからの数日間僕ら二人の面倒を見てくれる人だ。
そして、鬼教官になるであろう人だ。
なにがあったかというと、僕たちがもちろん遅れてつき、合流してから、ココノ部屋に来た。
僕が懐かしい~って大人げなくはしゃいだのは秘密である。
そして、森山警視総監と僕は隣に座りその正面に机を挟んで坂口司令が座った。武は僕の後ろに立っていた。
そして、森山警視総監と坂口司令の二人は話し始めた。
話を聞いていた僕の顔がどんどん青ざめて居るのにも気づかず。
内容を簡単にいうと、こんな感じだ。
その一、僕と武は長らく戦争から離れていたので、鍛え直す必要があるであろうこと。
その二、時間がないので他の人の訓練量より多く訓練し鍛え直すこと。
その三、僕は元々強いから他の人より厳しめにしてもいいでしょう。
という感じであった。
簡単に言って絶望である。
もーやだ。オワタ。
まあ、そんなことを言っても仕方がない。大人しくバレずに楽する方法でも考えようかな。
そんなことを考えていると、話が終わったようだ。
森山警視総監は、静かに立ち『それでは』と言いこの場をあとにした。
残された僕らは、坂口司令に案内されるままに宿舎に連れて行かれた。
なんか、僕らは一つづつ、部屋をあたえられるそうだ。それはうれしい。
そうしていると部屋についた。部屋に入ってみると、机が一つとベットが一つ、クローゼットもう一つあるシンプルな感じであった。部屋の大きさはというと四.五畳であった。案外狭いかも?まあ、最低必要限度しかないし、寝たりするだけだからそんなものか。僕はそう割り切った。ちなみに、家具の配置は入り口入って左側にベットで右に奥に机と手前にクローゼットという感じだ。そして、入って真正面に窓が一つ。
そして、さあ!明日のためにゆっくりと休もうと思ったのだが…
「なにをしているのだ?今から早速訓練だぞ?これを着て私の部屋に来い。」
休もうとしたのだが、まだ部屋にいた坂口司令にとめられた。
さらには、普通の自衛官みたいな緑の迷彩柄の軍服まで渡され今から訓練だと、、、
ざけんなー!と叫びたくなるほど嫌だ。
そもそもあの人の部屋なんて知らないし。
まあいいや、やるしか道が残ってないんだ。部屋は誰かに聞けばいいだろう。
”コンコン”
「はいれ。」
僕はドアをたたき、坂口司令の部屋に入ろうとしていた。
「「失礼します」」
もちろん後ろには武もいる。
武も僕と同じ軍服に着替えていた。
ちなみに坂口司令は、僕らが森山警視総監と来た時と同じ、黒色の軍服を着ていた。左胸には勲章が少しついている。
ちなみに、この部屋への道は武君が知っていた。いや~、さすが元ココノ職員。
あ、僕もここに居たことあるけど、数年ぶりだからね~。忘れてた!
そして、なんだかんだあり、僕らはまず基礎テストをするといわれた。そして、今ここ、射撃訓練場にいる。
夕食とかで、人が少なくなっていた。
そして、先に武がすることになり銃を手に、耳栓を耳に僕らより四歩ほどまえにでていた。
ちなみに今からあるテストの内容とは、三百メートル離れた人型の的を拳銃と小銃の中から一つづつ選び三発づつうち射貫く、正確性をみるというものであった。
結果は、、、
一発目:口元 十点
二発目:頭 二十点
三発目:胸 五点
計三十五点
普通の自衛官が平均十五点から三十点ときく。いい方なんじゃないか?
あと、武は統べてたって撃っていたけど伏せてもいいし、姿勢は自由らしい。
そして、次に僕だが結果は、、、
一発目:鼻 十五点
二発目:頭 二十点
三発目:頭 二十点
計五十五点
なんか見守ってた二人の顔が口を大きく開いて目を丸くして唖然としていたが、気のせいだと思う。
次にやったのが体力で、腕立て伏せ1000回や3000メートル走など、約五種類のものがあり、武が、体力検定二級相当。僕が、体力検定一級相当であった。一が最高で七級まである。
そして、普通の自衛隊員の平均が三級程度である。まあ、簡単に例えると二級からオリンピック選手と同等の力があるって感じだ。
次にやったのは近接格闘である。これは、武器ナシの近接格闘術でこの基地で一番強い人と戦い勝てるかどうかだ。ちなみに、その強い人は合気道四段、空手五段、柔道三段、剣道四段を持っていると自慢していた。
結果は、武は引き分けであった。僕は圧勝であった。
いやはや、なんか申し訳ない。少し手加減すべきであった。その人、涙目で悔しそうにこっち見とったもん。
そうこうして、なんだかんだあったけれども無事基礎テストもおわった。
乗り物の操縦技術テストなどもした。合計点三千点満点中、武が二千二百三十点。
平均が千六百点らしいから、かなりいい方だと思う。
僕は二千八百五十点であった。やはり、運転でかなりひかれた。僕は運転あんま得意じゃないのだ。
だとしても、かなりの高得点であった僕は、さすが元空挺&特戦という感じであった。
ホント伊達じゃないよ!
あっという間にこの数日がすぎた。
いや、筋トレさせられたり銃の訓練させられたり、走らされたり、降下訓練させられたり、自衛官の訓練をギュッと詰め込まれた感じの数日間だった。
おかげでクタクタ。
休む暇などなく普通の自衛官の三倍はさせられたかもしれない。
まあ無事生き残れてよかった。
武なんて、前より一回り大きくなってる気がするし。気のせいかもしれないけどね!
まあ、心も体も相当鍛えられた。
今は東京に戻る車の中なのだが、隣に座っている森山警視総監にオマエ昔みたいにたくましいな。と言われたほどである。
たしかに、最近ダラダラしててだらしなくなってたけどね!元はキリッとしてるからね!
という感じである。
そして、僕たちはまた技術開発部、通称技術部に向かっていた。
そして今、森山警視総監からこのあとの具体的な説明を聞いていた。
簡単にいうとこうだ。
一、制作された装備をもらう。使い方の説明を聞く。
一、電車に乗り長崎まで二人で行く。
一、アメリカ海軍の軍艦に乗り戦地へ行く。
一、とある島の基地に行き船を乗り換えとある基地に行く。
という感じであった。
う~ん、とある基地じゃわかんねー。まあ、あとで教えてくれることであろう。
にしても、長崎、、か、、、あのとき以来だな。
今から数年前。。
長崎市上空
一つの物体が飛んできていた。
「なんだあれ?」
「鳥だ!」
「飛行機だ!」
「ミサイルだ!」
地上にいる人々は、見慣れぬソレを不思議そうに眺めていた。
同時刻、東京都千代田区防衛省防衛本部司令部。
「司令!大変です。長崎市街上空にミサイル数発感知!」
一人の自衛官が声を荒げてあわてたように発した。
途端、静かだった司令室が慌ただしくなった。
「総員迎撃態勢!ミサイルの距離、速度は?」
司令長官の男が落ち着いて指令をした。
顔は緊張と焦りでこわばっていた。
「はっ!距離着弾まで二百、速度マッハ五」
一人の自衛官が答えた。緊張で少し声が震えている。
マッハ五の一言で指令部はまた少し騒がしくなった。
「マッハ五!?ちっ、新型か、、」
そう、今のミサイルの一般的な最高速度はマッハ2が限界だったのである。
それなのに、、、マッハ五とは、どんだけ、、、考えたくもないものである。
そして、こうなると迎撃ミサイルは無意味。
迎撃の仕様がなかった。
そう判断した当時の司令、は迎撃ではなく被害を最小限に抑えることにきりかえた。
「至急、習志野に伝令!第一空挺団と特殊作戦群に救助要請を発信。目標長崎市街!」
切羽詰まった感じで言いはなった。
(森山先輩、頼みましたよ。不甲斐ない後輩ですみません)
司令官は悔やんでいた。ミサイルを着弾させることしかできなかったことに。
「ミサイルのサイズ計算、被害予測いそげ!」
次に、そう命令を出していた。
できる限りのことをしようと切り替えたのだ。
正面巨大モニターには、青色で示された長崎県の地図とすごいスピードで移動している赤色で表された新型ミサイル四発が映し出されていた。
「着弾まで三!」
「二!」
「一!」
「着弾!」
一人の自衛官がカウントしていた。
ミサイルがついに着弾してしまった。
この部家にいる全員黙祷していた。
己の無力さと不甲斐なさを、皆、心の中で嘆いていた。
長崎市、着弾数分前。
長崎市ではミサイルが確認されてからJアラートが鳴り響いていた。
そして、そのような状況になれていない長崎の人々はただただ混乱していた。
一人は駅の中に逃げたり、一人は家にこもったり。それぞれであった。
そんな中警察、自衛隊、消防などは、必死に避難指示、誘導を行っていた。
はっ君の両親、家族もここ長崎にいた。
「もう、長崎に逃げ場などない!最後にあの子に会いたかったわ、、」
はっ君の母親はそう、悲しそうにつぶやいていた。
そして、はっ君に最期のメールを送ったのであった。
悲しいことに、救助要請に応じて、はっ君は任務で飛行機に乗って移動中であった。
習志野駐屯地の寮のはっ君の部屋の机で寂しくスマホが振動していた。
どーでしたか?今回の話は。楽しんでいただけたのなら幸いです。
次回もお楽しみに!!次こそ急展開があるかもですよ!