表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

長い付き合い

「御飯できたよー」

 私は、テーブルに茶碗を置く。「ほいよ」と言って座布団に座った胡桃は、箸を投げて怒鳴り出した。

「茶碗とお椀を逆に置くなよ!お前俺を殺してるよ!てめーよー、しかもっ、不味いんだよこの野菜炒め漕げてるし、死ねっつってるだろ俺に!」

「なれない料理を作ったのにごめんね、起き方間違えちゃった。」

「反省しろよこのカス俺風呂入るから」

 胡桃は早飯して、風呂に服を脱ぎだした。パンツはブリーフの一枚になり、風呂場のドアを音を立てて閉めた。私は溜息を付きながら、一人で黙々と御飯を食べる。あ、シャンプーが無かったのに気付いて立ち上がった。買い置きしていたシャンプーをもって、風呂場のドアをノックする、「あ?」と聞こえてドアを開けた。浴槽に遣ってる胡桃を横目にシャンプーを置く。ん?あれ?股間が・・・

 空きボトルを下げながら、ドアを閉めた。胡桃、女?え?どうりでセックスレスだし初夜もなかったし。指輪の声が聞こえた。

『やはり、騙されてるよ。あれ、照じゃね?』

 兄の照?どうりで扱いが酷いと思った。どうしよう結婚してしまった。

『通報しよっか』

 なんて言えばいいだろう、戸籍は戸籍だし、破門されてるし、私騙されたあ、と鬱々と考える。

『弁護士と警察、連絡したから』

 私は、涙を溢した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ