連載前には存在しなかったキャラと名付けについて(~ep.389)
本エピソードは、本編完結まで読まれた読者向けとなっています。
それ以外の方にはネタバレを含みますので、ご了承ください。
───連載前には存在しなかったキャラ。
ノリと勢いで書き始めたドラ探ですが、基本的にキャラは最初から決まっていたのが9割を超えています。
キャラから考えないと物語を考えられないタイプなので、原則、お菓子を元ネタに名前を考えるという所から始めた感じです。だから、登場しなかったキャラの方が多い感じですね。
ちなみに本編が150万文字に届かないのですが、設定・裏設定の方は200万文字を超えています。(苦笑)
そういった訳で、初期にいなかったキャラも数は少ないですが……います。
その中でも特にお気に入りなのはアマミです。
彼女は、ギャグのテコ入れ要員としてガシマと一緒に生み出されました。
元々、クシマはボンタ(名前の元ネタ:ボンタンアメ)として登場することが決定していたのですが、「どうせならお笑い要員を増やしたいし、猫も増やしたい」と、そうした流れで投入されたガシマとアマミ。
三人でワンセットにするための余波で、ボンタからクシマに改名されてしまいました。
※猫魔族は鹿児島由来縛りのネーミングとなっています。
・アマミ ☞ 奄美大島
・クシマ ☞ 屋久島
・ガシマ ☞ 種子島
成長して大人になるリッツの代わりに、天真爛漫を地で行くキャラとして生み出されたアマミ。私が一番彼女のファンかも知れません。
キーちゃんとワドの言い合いシーンは、アマミちゃんのために公園のベンチで行うこととなりました。
アマミちゃんは身長100cmほどしかなく、166cmのキーちゃんと168cmのワドの間に立っても視線を遮ることができず、どうしたものかと悩みました。
あーでもない、こーでもないの果てに「ベンチで横並びに座らせる」という発想にいきつき、ベンチの間にアマミちゃんが座ることとなりました。
読者にも様子が伝わっていると良いのですが……。
───名付けについて。
最高位ドラゴンたちの名付けに関して、白だけは名前を拒絶することが最初から決まっていました。
白の「傲慢」という大罪設定とその性格から「そうしたものは下々の者だけに必要」と奢った考えを持っているためです。
ワドは、「色欲」という大罪設定の関係もあり、名前に大喜びしています。明確に他人が必要な欲なので、そのアイデンティティとしての名前に歓喜しました。
そして自分の名前を呼んでくれる人、全てを幸せにしようと考え始めます。
そうした思想の元に犯した過ちは、本編を読んだ方には不要かと思いますので割愛致します。




