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連戦とダンジョンクリア

礼「もう敵こんでいいマジで来ないでくださいお願いします」


疲れすぎて地面にぶっ倒れている

意志の効果が切れたのかHPは元に戻りナイフはただのナイフに戻っている


礼「まぁでもこれでスカルに会ったとしても勝てるな,別の技持ってたりしたら話は変わってくるけどね。まあいいや多分ここもダンジョンだろうからさっさとクリアして戻ろう」


また数分間一本道を歩いて行くと

最近よく見るようになった先代勇者の宝箱部屋に着いた


礼「今回は一体何が手に入るんだろうかね」


そして箱を開けようとすると


礼「???、開かない?うーん重いとかじゃないな」


ピコン


礼(?、これはステータスとか見る時のやつだな、なになに、解放条件?えーと勇者の称号か光の元にしか現れずいつも貴方のそばにいるものに実力を証明しろ?)

「なーに言ってんだこれ、まぁこの手のやつは大抵これだろ」


そう言って礼はかがり火の近くに行き自分の影に短剣を突き刺した

と思ったがそのまま地面に滑り込んで行った


礼「ちょーい」


ドン


礼「ぐえ、痛ってぇ、と当たってはいたなあとは証明だから今から出てくるやつ倒せばいいんかな、メイン武器ないけど大丈夫だろうか」


もくもくもく


少しすると自分の形をした黒い何かもとい影が現れた


礼「まぁお決まりですね、一体どうくるかな」


影も礼の方の様子をみているが痺れを切らしたのか体から黒いモヤのようなものを出し始めた


礼(なるほど、魔法特化でくるのか装備も多分同じだろうから力の指輪だけじゃ厳しそうだよなよし)


そう考えて礼も魔法特化を使うことにした

そしてすこし打ち合いをしてみてやはり自分と同じ技量であることがわかった


礼「ここでスキル作ったら向こうも着くのかな?って待て待てそれのやり方私知らんぞ?」


短剣が意志の剣を継ぎ足ししたように伸びていた


礼「それ擬似刀いけるのずるだろやつにできるなら私にもできるか、そっちのやり方も考えつつスキル作成するか、スキル創造、戦闘集中!」


〈スキル 戦闘集中〉

戦闘時の集中力が上がり、動体視力、魔法詠唱速度などが上がる、10倍まで上げることができるが上げれば上がるほど使用後の反動が大きくなる


礼(戦闘集中5倍)

「ほーんこんな感じか相手の行動がすごく見やすいな」


そしてまた少し打ち合いをし影の方が少し押されているように感じる


礼(新しいスキルは追加されないのか)

「と、その突きは悪手だぜ?」


影の突きを斬り上げて弾き相手の体に一撃入れようとした時


キン!


礼「くっそ、双剣だもんな片方忘れてたよ!」

(そういやこのスキル使うの忘れてたスキル、剣の墓場)


影の方は剣の墓地を展開しておらず何度かの打ち合いで意志の剣と短剣との繋ぎ目のところがパッキリと折れてしまった

しかしすぐ新たに継ぎ足し直してしまった


礼「同じはずなのに双剣の私と互角ってやばいでしょ手数増やさないと」

(でもどうやって手数増やすかなぁ、影、墓場、剣そうか)


影も礼が他のことに気を取られてることに気がつき地面を通して遠隔爆破を行ってきた


礼「おっとと、危ないなぁって左足もろにくらってるなまぁいいさっさと作らないと、えーとスキル剣の墓地を素材に影、剣の要素を加えて昇華!このスキルの名前はそうだな影剣の舞台(えいけんのステージ)としよう」


〈スキル 影剣の舞台〉

剣の墓地はただ能力を上げるだけの引き立て役だったのに対してこの影剣の舞台はそこに突き刺さってる剣も使うことができるつまり引き立て役ではなく1人の演者として敵を屠らんとする

相手の武器の威力を下げたものを創造することができるそしてその剣はこのスキルに刻まれていく、このスキルは剣を無限に学習する成長型のスキルである、

いつか本物に至らんと、超えんとするある者の願いが具現化したもの、果たしてその願いの先には何があったのか


礼「早く回復してくれ回復スキルも昇華したいけど何も思いつかん、よし使えるようになるまで回復したまだ痛いけどそうも言ってられん、スキル発動影剣の舞台!」


そう言うと礼の足元から黒い領域が広がっていった、そしてまだ何も覚えていないため影が多種多様の剣の形を模したものができてゆく


礼「さぁ、私頭を空っぽにしろ使えるもの全てを使い獣のごとく不規則に作戦なんてないように、ふぅー」


そう考えて意識を戦闘だけに向け始める礼の元々赤かった目がさんさんと輝きを増し薄暗い影の領域でもよく見えるようになる


「スキル習得ビーストモード」


〈スキル ビーストモード〉

亜人種その中でも獣人族が主に使うことのできるスキル感覚と身体能力が1.5倍され、俊敏力だけ3倍される、しかし思考力が少し落ちる

さぁ我が家臣よ私のために更に力を磨けいつか私をも超えて更なる力を手に入れるために


礼「ぐおぉーー」


影はこいつ何してんの?みたいな目で見ている。しかしそんな考えもすぐ変わることになる、なんせそう思っていた時にはすでに礼の姿は消え、影の剣で切られかけていたのだから

礼は長剣やレイピア、刀、双剣をとっては投げたりそのまま持って切りつけたり魔力で浮かせて突っ込ませたりと通常状態じゃできそうもないこともやりつつ速度を上げ続け手数を増やしていく

そう、新たにスキルを作れない影側に対処のしようがない、そのはずだった礼は一つだけ見逃している、先ほどのスカルの影にどうやって勝ったのかを

忘れていることに気づかずそのまま耐えきれなくなった影に攻撃をぶつけ致命傷を与えた


礼「げほげほ、こいつマジでギリギリまで対応しようとしてやがったマジで自分って生存能力やばいな、はぁ戦闘…」


ザク


礼「もういいって」


げぼ、ぽたぽた


意志の能力で起き上がった影の攻撃をもろにくらってしまった


礼「この展開もお決まりになってきてるなはぁ、スキル流水刀舞」


すでにビーストモードは解けているはずそれなのにその時よりも早くそして最適打を冷静にまるでその未来が確定しているが如く回避、防御、攻撃を積み重ねていく礼、影は明らかに自分の攻撃力、防御力が優っているはずなのに負けそうな理由が全く理解できていなかった

特性ゲーマー、前世の記憶の断片を見続けたことにより特性が追加されその特性の中のスキルがいくつか追加されていたのだ


〈特性スキル 逆境〉

負けそうであればあるほどそのものは冷静となり最適解を導き出せるようになる


〈特性スキル 感覚派〉

このスキルは対照的なもう一つのスキルがある

頭で考えることをなるべく辞め体の動くままにすればするほど自分の真の力を発揮しやすくなる


つまり礼は現在ほとんどぼーっとしていて何も考えていない状態である


しかし影の持つ禍々しいナイフの鋭さも驚異的なもので元々持ってきていた双剣はおろか影の剣すらどんどん破壊されていく、魔力もそもそも半分ぐらいしか残っていなかったためすぐに新しい影の剣も作れなくなってしまった


礼「くくく、ははは、わっはっは、あぁ久しぶりに連続で楽しいなでもこれで終わりだ」


そう言って礼は手を前に突き出した後に横に振ったそのあと影の体に92の風穴ができた、飛んできたのは影の剣と双剣の破片だった

礼「お前体力92だろ?これで終わりだ違うか?」


そう聞いたあと影は少し笑ったように見えたしかしすぐに消えてしまった

目の前が眩しくなり気がつくと元の場所に戻っていた


礼「じゃあさっさと宝箱開けますか」


パカ


中には青い玉のついたペンダントがあった


礼「なんだこれ?勇気のペンダント?勇気が湧いてくる?こんだけ?」


礼は流石に内容がしょぼすぎてキレてその玉を握り潰してしまった


「スキル獲得不屈そして勇気の証を魂に刻みます」


〈勇者スキル 不屈〉

そのものが諦めなければそのものが倒れること、他に伏せることは絶対にない心が死なぬのなら体はその意思に従い己の最強の武器となる


礼「疲れた」


少しずつ目の前が光っていきタイトのところに戻ってきた


タイト「お、おい、レイ?レイ!」


礼「よ、タイトただい…」


フラ、ぽす


タイト「お前この傷はぁ、またなんかやらかしてきたのか?懲りないやつだな連れて帰るか」


〜ギルド〜

受付「いらっしゃいませって、タイトさんじゃないですか、レイさんは…なんでまたこんなボロボロに?!」


タイト「どっかに引きずり込まれたらしく1人で帰ってきたら既にこの状態でmpポーションは飲ませたから多分放置すれば1.2日で治ると思う、回復スキル持ってるしこいつ」


受付「そうですか、いやそうじゃないでしょ!てかレイさんから何か特別なものを感じますね以前とは違い」


タイト「そうか?まぁいいやこいつ寝かすために部屋連れてくぞ」


受付「よろしくお願いしますね、前みたいに変なことしないんですよ?」


タイト「おい待てそれは俺じゃなくてこいつが、いやもういいや何言ってもそうなりそうだから」


〜ギルド貸し部屋〜

タイト「よし、これでこいつも楽だろ、て痛たあいつがどこに行ったかわかんないからギリギリまで同じとこ止まったから魔力もないしぼこぼこにされたしな前衛がいないから、はぁここのソファーにでも座って少し寝るか…zzz」


礼「うぅ、体全体が痛いまだ傷も治りきってないな、スキル合成というか昇華もできるのわかったしやってみるか、まずスキル不屈とオートリバイブを合成」


「スキルの合成を確認、新スキル不屈の身体」


〈スキル 不屈の身体〉

諦めなければどんな瀕死な状態からも回復し目標を達成するまでその体は意志に突き動かされる


礼「合成って言ってもこんぐらいしか今思いつかんか、おっもう治ってるやんけやっぱり上げとくべきやね、おーいタイト、タイト?寝てるのか、どうしようかな暇だし下いって話聞いてもいいんだよな、いいやゴロゴロしてよ…」

(タイトって可愛いところもあったけど容姿からするとめっちゃかっこいいよね)


サワサワ


礼(すごい、魔導士のはずなのに筋肉質な体つきしてる、ちょっとぐらい見ても怒んないよね?)


ぺら


礼「え?全身ボロボロなんだけど、でもさっき会った時は、…つまり私があそこに帰ってくるであろうと思って守っててくれたの?なんというか照れくさいし嬉しい、てか治してあげないと魔法創造ヒール」


〈魔法ヒール〉

よくある回復魔法、以上!


礼(治せてあげたしこれでよし!守ってくれたご褒美プラス意地悪で隣にいてやろ、うーん連戦のせいかわかんないけど眠いな寝ちゃお…zzz)

読みやすいかと思って1行空きにしてみました!

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