クエスト終わらせに、もう一度洞窟へ
〜ギルド〜
礼「うーん、は!ここは」
受付「あ、お目覚めになられたんですね!まだ安静にして少々お待ちください!」
礼「あ、行っちゃった」
(まぁいいか、一旦情報を整理しよう、
まず全く確認してなかったギルドのランクシステムは確かG〜Sが基本階級でそれ以上も存在する、そしてランクを上げるには別に高難易度のやつをやる必要はなく実績があればいい
次に自分についてだ、まぁほぼ確定で異世界人だろう、技もなんか光ってる板?のやつなものをイメージして作ってるし、まぁそれ以上は覚えてないしまとめようがないかな)
受付「お待たせしました」
タイト「おい、礼大丈夫か?」
礼「え、あ、うん大丈夫」
タイト「あの時流石に本当に死んだ方焦ったぞ、ハイポーション効かなかったらどうしようかと」
礼「え、もしかしてめっちゃ高いんじゃ?」
タイト「高いには高いけど四天王に対してほぼ互角に戦って守ってもらってるからこんなの安いもんだよ」
受付「え?ちょっと待ってください四天王と戦ったんですか?!」
礼「えぇ、そうです、確かネクロマンサーで魔導士のスカルって言ってた気がします」
タイト「ああ、そうだそう言っていたなかなり強そうなイメージはあったが結構守りに注視してる感じだったな戦闘スタイルが違う感じかしたな」
受付「そうですか、魔導士と言っていたようなのでネクロマンサーの魔法もしくはスキルで味方を召喚し、魔法で応戦が基本なのかもしれませんね、教えてくださりありがとうございます」
そう言って受付はまたどこかへ行ってしまった
礼「なぁ、タイト魔法って魔法陣以外に魔法言語みたいなのってあるのか?」
タイト「うーん、基本的には魔法陣だけだけど一番最初の新しく魔法組み立てる時に使ってたことがあったみたいなのは読んだことあるな」
礼(なるほど、うーん魔法言語で体に刻んで魔法速発動みたいなことしようと思ったけどしばらく無理か、うーんあもう一個いいの思いついた)
「創造 スキル、エンチャント」
<スキルエンチャント>
武器防具、挙げ句の果てには素手にもスキル及び魔法の効果、現象などが付与できるようになる
タイト「なぁ、そのたまに言うそうぞう?ってのはなんなんだ?」
礼「?、スキルだけどなんで?」
タイト「いや戦闘中とかにも言ってたからなんかの技かと思ったけど作成系のスキルかな?」
礼「まぁそうだね、ある程度何でも作れるね」
タイト「なるほどな、だから不思議な剣を使ってたり魔法使い出したりしてたのか」
礼「そうだね、そういえばレベルも魔導士としての熟練度もって言ってたけどもとも…」
タイト「それについては話したくない」
礼(あぁ、なんかあったなタイトの目からハイライトが消えてるように感じる、まっ詮索しないでおこう)
「わかった、悪かったね」
タイト「そういえばお前が寝てる間に報酬決まったらしいぞ、まぁランクに関しては今回のクエストクリアすればさらに上がるだろうが」
礼「じゃあさっさと下行こうか」
タイト「いやお前その体のまま、またクエスト行くつもりか?今度こそ死ぬぞ?」
礼「ん?あぁそうかちょっと待ってな、創造 オートリバイブ」
<スキル オートリバイブ>
自動回復スキルHPのみならず外傷まで治す
魔力がないと回復が緩やかになる
礼「これでちょっとすれば…ほら治った」
タイト「ちょ?!」
お腹の辺りに巻いた包帯を解いた(胸はちゃんと隠れてます)
礼「ん?あぁ、ごめんね、ドキドキしたか?うりうり」
タイト「やめろって、したけども、そうゆうことは好きな人にでもやってやれ、全く」
礼(ふふん、いつも上からだけどこっちの方は免疫ないのかあとでもうちょい遊んであげよ)
受付「ランク付けの話ギルド長自ら…どうゆう状況ですか?!」
包帯が取られて互いに少し顔が赤いため何かあったと勘違いしている受付
礼「その、タイトに襲われかけて」
タイト「ちょおい!嘘つくな、今自分でスキルで直したっつって外したんだろうが」
礼「うぅぐすん」
タイト「あの、レイさん?そのガチっぽい感じでやるの辞めてもらっていいですか?受付の目がめちゃくちゃ怖くなってるのとギルド長がすんごいニヤニヤしてるので」
礼「てへ、ごめんねあそんで」
タイトは女性と子供に手を上げるのはよくないと思っているが本気でこいつ殴ってやろうかと思ったとかであった
受付「なんでもなかったってことでいいんですか?」
礼「そ、私が少しからかっただけだよ」
受付「は、はぁなるほど、心配しましたよ怪我人に手を出すなんてって、あでも、タイトさんにそんな度胸なかったですね!」
タイト「ゑ?なんで俺どちらにせよダメージ食らわないかんのやおかしいだろ」
受付「まぁそんなことどうでもいいのでギルド長お願いしますね」
タイト「そんなことうぅ」
ギルド長「早速で悪いんだがレイとタイト君たちにはランク…」
礼「遮って悪いんですけどスカルとの対戦記録あるんですけど見ます?ランクの設定の考慮に必要かなって今更ながら思いまして」
受付・ギルド長・タイト「「「…は?なんでそれを早く言わなかったんだ?!(ですか?!)」」」
礼「いやー失敬失敬、今思い出してね、と、じゃあ、リメンバー」
<スキルリメンバー>
英訳通り思い出つまり記憶を見せたり一時的に封印したりできる一応球体状にして抽出もできる抽出により記憶が消えたりはしない
〜数分後〜
ギルド長「こんなやつだったのか見た目少しだけだが相手の技などがわかるな、これは確かにランク決定に非常に重要だな」
礼「ですよね!で、どのぐらいに?!」
ギルド長「Aと言いたいがBにしておこう」
礼「なるほど、まぁそもそもGがBに飛び級自体が特例ですもんねましてやAなんてね、ついでに言うと実際強さがわからないってのが大きでしょうかね」
ギルド長「わかってくれてありがたい、今やってるクエスト終わったらお前らは自由なわけだがこれからの予定はどうなんだ?」
礼「うーん特に決めてないけどランクも結構上がったしどっか行こうかと私は考えてる」
タイト「俺はまだ未定かな」んややこくかか
ギルド長「そうかじゃあ残りの洞窟の方頼んだぞ」
〜ゴブリン集落〜
礼「洞窟から少し出てきてるのか?普通に昨日の襲う前に戻ってる気がするまぁ、暗殺キメるか」
タイト「そうだなってもういねぇし」
〜数分後〜
ぼとぼとぼと
礼「ふぅ、これで表終わりだね」
タイト「お、おう」
(レイを怒らせるのはやめといた方良さそう、暗殺してる時ニッコニコで目が光ってるように見えたからな)
〜洞窟内〜
礼「あれ?ドーム状?」
タイト「確かに、ここでバトルでしそうな…」
礼「おいそれフラグ」
途端に周りの松明がついた
礼「言わんこっちゃない」
タイト「ごめんてわかんなかったんだよ敵はどんな…」
とたん、タイトが壁に打ち付けられていた
礼「え、は?」
タイトは血も出てなければ壁にめり込んでるわけでもなくただ気絶してしまっているようだ
正面を見るとオーガよりは背は低いがゴブリンというにはガタイも背も高いバンダナをつけているモンスターがいる
礼(ゴブリンの変異種しかも格闘系のタイプかな、つまりやつは拳圧を飛ばしたか?いや、よく見ると周りに天秤で魔力代償にした時みたいなオーラが見えるなオレンジっぽいし闘志か、なるほどね)
「うーん、エンハンスのために魔法特化に変えるか?いやいったん紫雷の方で様子見か、紫雷瞬斬」
キーン
礼「は?また性能不足なの?てか拳硬すぎだろ鉄の拳ってかHAHAHA笑えなさすぎ、刀が使えないなら拳でやるしかないなでも火力ならなそうなんだよなまぁものは試しだ魔法特化!」
ゴブリン「?!」
礼「エンハンス重ねがけからの天秤!負荷を魔力を対価になしにする!よし、待ってくれてありがとうな、じゃあやろうか」
そしてエンチャントを速攻かけてゴブリンに肉薄して殴ろうとしたが気づいた時には壁にぶつけられていた
礼「な?!げほ、げほ、なんだあいつ今何したんだ?早すぎるのかそうゆう技か何度か試してみるか、タイトはクソ頭でも打ったんか?まだ起きなさそうだな」
次に肉薄した時は普通に当たったがほとんど微動だなしなかった
礼(えぇ?スーパーアーマー持ち?圧倒的に火力足らんなもしくはこれが本体じゃない?タイトがあれば探したりもできるんだけど一旦スキル作るか)
ゴブリン「お前、格闘も剣術もできるのか!面白いな!ずっと1人で修行してたから初めての対戦相手で楽しみだぞ!」
礼「?!」
(なんだと、会話できる?!そこまで知能が発達しているのか、和解できないのかな?)
「なぁ、わたしたち戦う必要ある?」
ゴブリン「あぁ!もちろんあるぞ!俺がここのボスだからな!」
礼(あー、だるすぎる熱血タイプだし、こいつがボスかよつまり本体はこいつで確定だね)
「わかった、よし!創造 ほむ…」
ぼこ、くる、すた
礼はスキルを作ろうとしたところゴブリンに殴り飛ばされてしまったが回転着地で壁への激突を回避した
ゴブリン「流石に何度も待つと思うなよ、俺だって暇じゃないんでね」
礼「あぁそうかいじゃあ、創造、焔」
<スキル焔>
このスキルは炎を纏い火力をあげ様々なスキルを解放する太陽光でチャージするが魔力を消費して火属性魔法の展開でも使える
<スキル陽炎>
回避スキル、相手の攻撃を確定で回避する、相手から見ると霧のように消えるためどこにいるかわからなくなる
<スキル真化>
自傷ダメージが付与される代わりに威力、素早さが上がる、使用チャージ量が増加する
命を燃やし敵を討つ
<スキル獣化>
チャージがすごい速度で減り太陽光チャージしながら使うとオーバーチャージになりだんだん理性が消えていく、その代わり使用中素早さが真化よりも早くなる威力もオーバーチャージすればするほど高くなる
<スキルソーラービーム>
貯めたチャージ全てを吐き出し光線を放つ
<スキル蜃気楼>
自分の分身体を作り出し誰が本体がわからなくする本体以外は影もなければ攻撃されても霧となる
礼「スキル焔!」
スキルを発動した瞬間体が炎に包まれた全く熱くはなく体からは力がみなぎるような感じがする
ゴブリン「おお!いいねいいね!最高だね!それでこそ倒し甲斐があるってもんよ」
礼(やっば、魔力消費がクソえぐいな燃費悪すぎ天秤で魔力消費してるし焔の方でも使ってるからバカにならないな、スキル使用分も考えて持って5〜10分かなさっさと終わらせないと)
「スキル蜃気楼!」
分身体を2体作り出し3方向から素早く倒しにいく
ゴブリン「ふー、闘気爆破」
礼「陽炎!からの1発目!」
<スキル闘気爆破>
自らの闘気を爆破して相手を吹き飛ばす
回避して完璧に決まったと思ったが防がれていた
礼「クッソ、まだ足りないのか他にどうすれば魔力も無駄にできないしどうすれば、あ、一つある」
礼はストレージから一つの指輪を取り出した
礼「力の指輪であってくれよ!」
そして小刀で指を少し切り血を指輪に垂らした指輪が淡く光更に力が沸いてきた
礼「ここまできたら大盤振る舞いだ、私の全部をぶつけてやる!」
ゴブリン「あぁ!こい!」
礼は奴を倒せるだけの力を求めて願い続けた、その間互いに一歩も引かず連打を続けた、最初礼の方がボロボロになっていたがオートリバイブの効果で相殺までは行かなかったが緩やかにして、時間が経てば経つほど力の指輪の効果によりどんどん礼の方が攻撃速度、威力が勝っていった
ゴブリン「な、なんだその力は!なぜ時間が経てば経つほど強くなるのだ!……」
礼(何か言ってる音が聞こえない、周りもこいつ以外ほとんど何も見えない早くしないとスキルが切れるもっともっと力がないと)
力の指輪は諸刃の剣と変わらない何せ自分の命を削り力の代償にしばらくごとに五感が死んでいく、しばらくすれば治るが使ってる間は消えていくことにすら気づかなくなっていく
ゴブリンの手数が足りなくなっていき次第に体がボロボロになっていった
そこを見逃さずに礼は最後の一撃をぶつけにいく
礼「これで終われええええ!」
スキル強打を獲得しました
<スキル強打>
ただ殴るこれ一つに集中し、相手を倒すことだけを考えたその末には強い一撃があった
ただの強打ではなくスキルになったことで威力が上がっている
ドーン!しゅわしゅわしゅわ
礼「はぁはぁはぁ、終わった、なもう連日これとか普通にキツすぎだろあー無理倒れるわ」
バタン
そこで礼の魔力が尽き、力の指輪も役目を終えたかのように輝きがなくなった
礼が倒れてからタイトが起きるまでそこまで時間はかからなかった