いざ王都へ
タイト「そういや、どうして魔王討伐なんだ?」
礼「うーん、なんでかはわからないんだけど、倒さなきゃいけないって心の奥底から溢れる感じ?使命感的な?」
タイト「別にそれに拘らなくてもいいんじゃないか?記憶喪失なのであれば別の記憶系の魔法でも使える人を探せば戻せるだろうし」
礼「うーん、なんかそれじゃ戻らない気がするのと、魔王討伐は自分じゃないとダメな気がするんだよね」
剣山「正直俺はタイトの方に賛成かな、毎回の如く嬢ちゃんはボロボロになってるし力をつけたとしてもかなり厳しいと思うぜ?」
礼「それでも私はやらなきゃならないから一人でも行くよ」
タイト「そこまでいうなら止めないが一旦王都の方に向かおうか」
そう言ってタイトは地図を広げた
タイト「何度か通ってるからわからないことはないけど、道がほとんど整備されてなくて分かりずらいのと魔物が大量に出たり強力なやつだったりが出やすい場所の確認をって感じにね」
礼「私はそこら辺わからなかったからちょうどよかったよ」
剣山と礼も地図を覗き込む
剣山「どうしてこんなに曲がりくねったりしてるんだ?まっすぐいけばいいわけじゃないのか?」
タイト「それはそうなんだけど...行けるかな?そこがちょうど普段より強いかつ量が多い場所なんだよだから迂回しようと思ったけど、その分1日伸びるし今回はそのまま行ってみるか」
剣山「なるほどな、まぁ嬢ちゃんもお前も隊長もいるし、今回は大丈夫だろうな。そうだ嬢ちゃん隊長は出さないのか?」
礼「あー、なんか精神統一してくるとかなんとか言って自分が出てくるまで出ないとか言ってたぞ?」
剣山「いつものやつか、了解。そこを通るまでに終わるといいけどどうかな」
礼「いけば今回はなんもないかもしれないし気楽に行こう!」
礼の言葉に二人は確かにそうだなとなり歩き始める
進んでいくと整備されたと言えなくもないが獣道とさほど変わらない道が森へと続き、更に進むと曲がるような形に道が続いている。
タイト「次ここが例の直進したほうが早い場所だな」
礼「あからさまにやばいからやめろと言わんばかりだね看板もあるし」
礼の言う通り看板がいくつかあり強い敵がいるから行くな!や命が惜しければ迂回するべし的な看板がいくつかある。
礼「でもさ考えても見てよ、看板があるってことは生きて逃げた人もいるってことだよ?そう考えると意外と何もなかったりしてね」
剣山「嬢ちゃんさすがにそれは楽観的すぎやしないかい?やべえもんと合って命からがら逃げてきた線が一番だろうしうまくことが運ぶとは思えねーな」
礼「お?なになに、剣山ビビってるの?大丈夫だってさっき言ってたじゃんか急に変えないでよ」
タイト「...行けるかな?」
礼「やめてよ急にマジになるの...まさかこれ書いたのタイトだったりする?」
タイト「いや、書いたやつではないんだがここを通ったやつの話を聞く限り今までの変異種と同じかそれ以下の見当はついてるんだがいかんせん数が多いらしいんだ」
礼「無理じゃん」
タイト「ただ出会う可能性も低いには低い奴らもそこまで好戦的なわけじゃないテリトリーに入るとブチギレてくるってだけで」
礼「つまり見つかったら死を覚悟しといたほういいかな?」
タイト「そうなるかもね、ただまあ、礼の魔法でどうにかなると思う変異種なのも別にそいつらのトップだけだししもべたちはダンジョンの洞窟内にいたのと同じだし」
礼「あー把握、アリンコは確かに数多いわな」
そんなこんなこの後のことを話しているの段々と夜も更けてきたので今日はここでキャンプすることとなった
次の日最終的に最初の通り近道として通ると言うことになった
礼「入ってすぐにあるわけじゃなさそうだね」
タイト「確か道と逆の方にあったはずだ」
礼「それなら会う可能性は少なそうだね、道の方に行くから」
タイト「まぁな、滅多に会うこともないとも言われてはいる、会ったら最後みたいな感じだし」
礼「そういえばそのやばい奴らの話しかしてないけど他にもいるんでしょこの森」
タイト「まあなただここらへんにはあまり出たことがないって言われてるんだよな、アイツらがここまで定期的に駆除しに来てたりしてな」
礼「だといいけど、剣山静かだけどどうした?」
剣山「いやなんだか落ち着かなくてな、明らかに脅威はその蟻どもではない気がしてな」
礼「そんなに心配しないでよ、今見えてない脅威に怯えたってしょうがないじゃん?」
剣山「それもそうだな」
数時間後
礼「これ道合ってる?言ってた時間よりも長い気がするんだけど」
タイト「ああ、問題なく進めているはずだが」
礼「それならいいんだけど、なんというか同じところ回ってる気がしてさ」
剣山「確かにさっきもこの木についてる傷跡みたいなの見たな」
礼「いやまて、それってまずいタイプの傷では?剣山かタイトがつけたもの?」
礼の質問にふたりとも首を横に振る
礼「タイト聞きたいんだけど、蟻たちって木を食べたり巣の材料にしたりする?」
タイト「いや全く聞いたことないな、木の実とかはたまに食われてるらしいが」
礼は次に木の傷の跡を見る
見た目としては切ったあとや叩きつけられたもの、へし折れたものなどいくつか種類がある
礼「どう見たって戦った跡だと思うんだけど」
タイト「確かに、なんでさっきまで気づかなかったんだ?」
剣山「何言ってんだよこいつらがいる時点で騙されてるのに気が付かないってどういうこった?」
剣山が自分の肩の上あたりを指差ししているのでレイとタイトは見るが何もいない
レイ「何言ってるの?そんなところに何もいないよ?」
剣山「ああ、そうか。こいつをこうして」
剣山がポケットから小さな道具を出していじると先ほどの場所に小さな光のようなものが見える
剣山「こいつらは妖精の一種だな。いたずら好きのタイプに引っかかったから面倒なことになっちまったけどな」
レイ「なるほど、というか分かってるなら早く教えてよ」
剣山「俺自身の魔力が少なすぎて起動までに時間がかかったんだよ悪かったって」
タイト「そいつらってイタズラするだけで別に攻撃とかしてこないよな?」
剣山「まぁ基本的にはないな、しかもこんなに強くないし。」
レイ「となるとこんなになってる理由の張本人は別にいてしかもそいつの縄張りの中にいるかもしれない?」
剣山「そうなるな」
レイ・タイト・剣山「「「...」」」(((やばいな)))
移動しようと3人が動き始める時鳥が飛び立ち後ろから大きな音と地面が揺れ始める
レイ・タイト・剣山「「「^_^」」」
3人が後ろを見ると装備をガチガチに固めたオークの群れがいました。
数は...ゆうに100を超えていそうです。
レイ「ファイアストーム」
タイト「ファイアボム」
二人は戦っても無理だと悟った瞬間範囲魔法を使う
タイト「全員走れ!」
タイトが先頭となりレイと剣山が追う三角形の形で全力で逃げます。
剣山の動画のおかげでループすることなく森を進むことができますが、装備で足が遅くなるはずなのに逆に追いつかれてきています。
レイ「これでも喰らえ!」
レイはストレージからダイナマイトと呼ばれたポーションを取り出し投げつけます
オーク達は吹き飛びこそしますが死ぬことはなく立ち上がり走ってきます。
剣山「まじでやばいってこれ後どのぐらいで王都につくんだ!」
タイト「あと少しで森を抜けるからそこなら助けてもらえるかも!」
剣山「かも?!無理だったらどうするんだよー」
文句を言いつつも走り続けます。走らなきゃ死にますからね
タイトの言う通りすぐ森を抜け少し遠くに門が見えます
タイト「あそこだ!あそこまで行けばどうにかなる!」
剣山「嬢ちゃんとタイトでこいつらどうにかできないのか?」
レイ「できてたらやってる!数が多すぎるし多分刀が通らない!」
桜流「ふあぁなんだやかましいな」
この時3人はこいつ1発殴ってもいいよな?と思ったことでしょう
楼流「こやつらごときそこらへんの枝でもどうにかできるだろう?」
レイ「じゃあやってちょうだいよ!やばいって見てたらわかるじゃん」
楼流「無理だな!^_^ まだ修行が終わってないから手伝えん」
そう言って楼流は刀に戻っていきました
レイ(この状況見て見せてる判断まで早い?!)
タイト(マジで言ってる?)
剣山(隊長〜泣)
タイト「なんかいたけど後少しだぞ!」
タイトが一番初めに冷静になり目の前を見で残り少しだとわかる
門番達も急に慌て出し門の中に入り締め始めてしまう。
レイ「まだ残ってるってのに」
タイト「モンスターがこんなにいればああもなるから仕方ないけど流石に見捨てられるのはなぁ!」
レイは影が伸びていることに気がつき城壁上を見ると真っ白いローブに祭司が持っていそうないくつかリングのついた杖を持った人物がいるのを発見する。
するとレイの真横を稲妻が通り過ぎたように見えた。その途端真後ろで爆発が巻き起こる。その衝撃で3人とも吹き飛ばされてしまう
後ろを見ると先頭にいた数十体が死に後ろのオーク達も足を止めている
少しすると今度は青色の塊がいくつも飛んで行く、アークのいる至る所に飛んでゆき爆発する。
オーク達は慌てて逃げ出す
レイ「なんとかなったぁ」
タイト「そうだな、あいつにも礼を言っておかないとな」
そう話していると真っ白ローブがふわっと降りてくる
レイ「すいませんありがとっ」
レイが感謝を言おうとすると杖を突き出し
ローブ「貴様らを国家転覆の容疑で連行する」




