天に昇りし、かの王よ、小さきものどもに何を思う、その6
礼がタイトの後ろで感謝を言ったあと
タイト「おう」
タイトはそっけなく返事をする
礼「そういえば、剣山は大丈夫なの?」
タイト「大丈夫なはずだ、回復薬も飲ませたし包帯で一応止血はしてあるからな」
礼たちが剣山のところにつくと
剣山「よ、勝てたようだな」
礼「結構ギリギリだったけどね、タイトが来てくれなかったら危なかったよ」
剣山「そうか、そういやタイトの方は、見せてよかったのか?隠してただろ?」
タイト「仕方ないだろ、やらなきゃほぼ負けが確定してただろうし、礼に剣聖についてはいつか話すつもりだったし」
剣山「お前がいいなら問題はないさ、隊長はどうなったんだ、音的にはわかるんだが実感がわかなくてな」
礼「大丈夫、体が崩壊しただけで魂自体は無事っぽい、剣山に作ってもらった刀に戻ったからね」
剣山「そうか、隊長はまだ生きてるんだな」
礼「そういや、タイトさっき何か楼流からもらってなかった?」
タイト「これか?楼流の刀みたいだが」
タイトは腰につけていた刀を見える位置に出す
剣山「これは、隊長の刀黒影だな、まさか隊長がこれを託すとはな」
礼「何かあるの?」
剣山「基本的に妖刀は最初に使った人にしか扱えないんだ、使えるとしたらその刀に認めてもらう必要がある、なぜタイトに渡したのかはわからんが、可能性としてはタイトか嬢ちゃんのどっちかが認められてる可能性があるな」
タイト「なるほど、俺の場合であれば剣聖のおかげの可能性が高いだろうな」
礼「私の場合はなんだろう?楼流の妖石を使った刀を使ってるからかな?」
剣山「さあな、今考えたってしょうがないだろうよ、最後の階層なんだろう?早く終わらせて帰ろうぜ」
タイト「その通りだな、さっさと行こう」
そういうとタイトはローブを着直し、進んでいく
礼(タイトがあの剣聖だったのか、なんか話したくなさそうな感じだし少しこの件については放置かな、考えうることとしては、剣の力を最大限引き出せるのと、剣の墓場のようなスキル、合成っぽいことできるかな?)
礼はそんなことを思いながらついていく
次のポータルにつくと、そのポータルは今までが青色だったのに対して今回は紫色になっている
タイト「明らかに今までとは違いそうだな、これでラストなのかもしれない」
礼「いつもと色違うしね、どうする、戦いの前にここで休むの?」
剣山「隊長が戻ってきてからのほうが戦力的にいいんじゃないのか?さっきのサイクロプス戦でも4人でギリギリだったんだし」
タイト「それもそうだな、じゃあ楼流が戻ってくるまで少し待つか」
そうゆうことで楼流が戻ってくるまで手持ちの確認などを行なっておくことになった
礼「うーん、終わった後にポーション飲んじゃったから数が少ないなタイトとか剣山の方は?」
タイト「俺は体力回復ポーションの方が少し少ないかな」
剣山「俺は完全に体力回復ポーションが切れたな、mp回復の方は残ってるがな」
礼「そういや剣山って魔力必要な技って持ってたっけ?」
剣山「持ってなくはないが基本的に使わんな、俺自身が戦い向きではないしな」
礼「なるほど、じゃあさ、私の体力回復の方あげるからmpの方いくつかくれない?」
剣山「了解」
その後タイトも交えてポーションの交換を行った、そしてそんなこんなしているうちに桜流が戻ってこれる時間になった
礼「ん、桜流戻せる時間になったな、早速召喚してみるぞ」
みんなが見守るなか楼流を刀から出してみる、煙のようなものが刀から出てきてだんだんと人の形へと近づいていく
しばらくするといつもの楼流の姿になる
その後しばらく待ってみるが桜流が動くような気配はない
礼「うーん?いつもと出方が違うし、目が覚めないな」
剣山「どうゆうことだ?隊長は戻ったんじゃなかったのか?」
剣山が礼の肩を掴みながら言ってくる
礼「さっきのは希望的観測だろ?戻ったように見えたって言ったじゃん、抜け殻みたいな状態で返ってくるなんて誰が想像できるもんか」
剣山はそのまま崩れ落ちるようにその場にうずくまる
???「.....ろ」
礼はなにかの声か何かが聞こえ、あたりを見渡すが何もいない
???「.....の...を...ろ.....やつの刀を持たせろ」
礼は疑問に思いながらもタイトに頼んでみる
礼「タイトさっき桜流からもらった刀を桜流に持たせてみてくれない?」
タイト「なんでだ?まあいいけど」
そう言ってタイトが楼流に刀を持たせてみる。特別なにかの変化もなく何も起こらない
礼「?」
タイト・剣山「?」
全員が楼流が起きないことに困惑する。
剣山「礼さんこれはどうゆうことだい?」
礼「うーん持たせろって聞こえたから持たせたけどなんも起こらんね」
タイト「体は修復できたけど、魂のほうが修復できてないんじゃないか?」
剣山「なるほど、まだ諦めるには早いか」
礼「となるとこの先がボス部屋になるわけだけど3人で相手になるのか?」
タイト「厳しいとは思うがどうしようもないだろ」
剣山「隊長が起きてこない以上だいぶ厳しいとは思うが、今回も嬢ちゃんのひらめきでまた解決してもらうしかないかと」
礼「そんなにポンポンアイディア出ないよ?やってはみるけど」
タイト「よし、そうと決まれば行くか」
そうして3人は進むと扉があり開くと先ほどのサイクロプスおよび楼流と戦ったドームよりもかなり広い場所に出る。
そこの奥には赤い鱗を持つドラゴンがいました
ドラゴン「ようやくきたか、勇気と力を持つ小さきものどもよ、我はこのダンジョンの守護者だ、我を倒しこの先の宝を目指したのだろう?我を倒してから行くがいい」
礼は楼流を助ける方法を探すためにさっさと倒すべきだと思い、いつも通りスキルをフルで注ぎ込み、竜族に効果があるだろう銀月兎斬りで相手をなるべく早く倒そうと考える
礼「剣の墓場、ビーストモード、焔」
礼はあがった身体能力で一度ドラゴンのタゲを取り相手のことを観察する
礼「そういえばモンスターに対して鑑定ってできるのか?」
礼は鑑定をドラゴンに使ってみる
礼「いっっ」
礼は鑑定をしようとした結果レベル差のせいなのかドラゴンの魔法耐性やその他の要因によるものかはわからないが鑑定に失敗する、かろうじて相手の弱点である逆鱗のいち都が把握できる。
礼「やっぱり、ドラゴンの弱点といえば逆鱗だよな」
礼は敵の攻撃を避けるだけから回避しつつどんどんドラゴンに近づいていく
突如ドラゴンがためのモーションのようなものを取る
礼「ん?これはどんな攻撃だ?」
タイト「ブレスだ!思いっきり横に飛べ!」
礼はタイトの指示を聞いてすぐに横に飛ぶ、間一髪靴裏に当たるかどうかというぎりぎりで回避することに成功する
礼「タイトナイス!やつの弱点は首の下にある一枚ある逆鱗だ!」
タイト「了解!ダンジョンだからといってセオリーが変わるわけじゃないのな」
タイトと剣山はしばらく礼の様子を見ていたが動き出す
剣山はハンマーで足を狙い体感を崩しに行く、タイトは礼にのみにタゲがいかないように魔法で攻撃する
剣山の攻撃はがドラゴンの足にあたりドラゴンは体制を崩し倒れる
礼はこの隙を狙って銀月兎斬りを放つ、しかし体制を崩して上を見ている状態で上から降ってくる礼にそのまま攻撃をさせるわけもなくブレスを使用しようとする
礼は仕方なく陽炎で避けようとしようとした瞬間ドラゴンに手で壁に叩きつけられる、ドラゴンは転ばされてもすぐに起きれるのにわざと起きず礼の攻撃に合わせて起き上がりの勢いをプラスで攻撃したようだ
そのままブレスで殺そうとするところをタイトが礼を抱えて避けることで対処する
礼「ありがとう、次はミスらない」
タイト「おい!」
礼はタイトの拘束から抜け流水刀舞で速度を上げつつ近づく、今度は攻撃に成功するが弱点の逆鱗ではなく、硬い鱗の部分である
そのせいで硬直ができてしまい尻尾の攻撃を避けられない
先ほどと違い今回は吹き飛ばされただけなのでうまく受け身を取りまた攻勢に出る
タイトは仕方ないというように桜流から受け取った刀を取り出そうとする
しかし何を思ったのかそれをしまい、ファイアウィップで足に絡みつけそこにさらにファイアバインドを流し、一瞬ドラゴンの動きを止める、
その隙に礼は近づく、剣山もドラゴンが礼に攻撃しようとするタイミングに合わせてドラゴンに攻撃をして、怯ませ攻撃をさせない
尻尾による攻撃で剣山は近くから離れなければいけなくなり舞い上がった砂埃のせいでタイトはどこが相手怯ませやすい部位かわからなくなってしまった。
礼はそろそろ決めれないと嫌な予感がするのを感じ
更にエンハンス×3 天秤 真化 を使用する
ドラゴンが短いタメをしたあとブレスを吐いてくる、しかし焔により炎系の技を吸収できたのだ
ドラゴンは驚いたような顔をする礼があと一歩というところでドラゴンが翼を動かし始め飛び上がってしまう、礼も行こうとするとドラゴンが明らかブレストは違うタメを口が明るくなっているので感じる。次の瞬間には大きな玉状のブレスが地面にあたり大爆発が起こった
礼、タイト、剣山はそれぞれ吹き飛ばされてしまう、ドラゴンがドームの真ん中に吐いたため誰かが爆破の熱波の中に入ることもなかった
それぞれ突然の出来事で受け身を取れず地面や壁に打ち付けられる、ドラゴンは礼の眼の前に降り、トドメを誘うと拳に力を貯める
礼はパッシブスキル不屈の身体に魔力を集中させ修復を早めてはいるが動けるぐらいになるには少し時間が足りない
タイトが鞘付きの剣でドラゴンに近付きぶっ叩く
ドラゴンの意識がそちらに向きタイトに対して拳を突き出す
タイトはそれを鞘付きの剣で防ぎ威力を下げて受けるがそれでも思いっきり吹き飛ばされる、タイトはその剣でドラゴンと殴り合い時間を稼ぐ
れいは修復が動ける最低限が終わり助けに行こうとする、しかし考えてしまう、なにもない自分が行ってところでどうなるのだろうと。
れいはふとある方法を思いつく、ドラゴンがやっていたことを自分の似たようなことをやってみたらどうなのかと。
ただ魔力を火に変えて撃ったところで全く効かないだろうので、どうすれば爆発を起こせるかを考える、一つの案として魔力もしくは火に変えたやつ同士をぶつけたらどうかと考える。
練習ができないためぶっつけ本番ミスったら全員死んでしまうかもしれない、だけどやらなければ自体は良い方には動かない。ということで残っているmp回復ポーションを飲み、魔法特化を発動し魔力の底上げを行う。
いつの間にか追加されていた瞬光をつかい、素早くドラゴンの側面に近づき、スカル侵攻時に折れた、双剣を取り出し、双剣が壊れるギリギリまで魔力を込める、なるべく前に飛ぶように魔力の指向性を決め、剣をもう片方に打ち付けると同時に破壊するほどの魔力をこめ炸裂させる。
良かった点は予想通り魔力同士をぶつけると高火力の爆発、今回は火の魔力になっていたので炸裂になりしかも指向性をもたせることができ戦っているタイトに当たらずドラゴンにだけ当たったこと
悪かった点としては、発動後礼の魔力を全部持っていかれたことと、礼の総魔力量が少なくドラゴンを倒すに至らず一部鱗が弾け飛び柔らかい部位が増えただけになってしまったことだ
礼は瞬時に魔力欠乏になり、強制的に意識が閉じてしまう。
剣山「タイト!嬢ちゃんは任せろ、一発で会のぶち込んでやれ!」
タイトは剣山の合図を聞き今まで鞘に入れて戦ってきた剣を腰のベルトに戻す。
すると、その剣がまるで俺を使えというかのように鞘から少し出てきた。、タイトはそれに気づき剣を構える
タイトの持つ剣は不思議な模様が薄く書かれている、タイトが魔力を込めるとそれは金色に光り、この瞬間を待っていたかのように剣の鋭さや今までの傷が戻っていく
タイト「剣技 烈水一閃」
〈烈水一閃〉
剣を振り抜き、一気に水平に斬りつける聖剣技。瞬時に斬撃を放つ様は、まるで激しい水流が一瞬にして押し寄せるようだ。その威力は敵を一刀両断するほど強力で、一閃の後には澄んだ空気が響く。
タイトは礼の作ってくれた新たな弱点にめがけて剣技を放つドラゴンもそのまま食らうわけもなく拳で迎え撃つ、少しの拮抗、その間にタイトは先の楼流のようにオーラを纏い金色の歪みを作る、そして瞳には金色の光が灯っているかのようだった、そのオーラが剣にまで及ぶと眩しいほどの光が出る。
その状態になった途端、耐えられなくなったのかドラゴンの拳が剣の通った場所を境に真っ二つになっていく。
そのまま突き進み首あたりにできた弱点に当たり、首を一閃する遠心力で一回転して鞘に納めるとドラゴンの首も地面に落ちた




