#1 えっとここどこよ
あぁまたか、また大切な人を手放すことになった、だが今回は...
ガバ
「はぁはぁ、またあの時の夢か今更どうにも出来ないんだから忘れないと、さぁ、学校の準備していこうか」
<プロフィール>
名前黒見 礼
年齢17
性別女
種族亜人(猫)
容姿
通常時
猫耳、オレンジに近い茶の髪色で大抵結っていないかポニーテールにしている、身長が175cm痩せ型の体型をしている魅力やカリスマのステータスがカンストしてるので美人だと言われている胸は大きい
戦闘時とかは160cmに下げている時が多い
魔法を使い種族人間にしているとき
猫耳がなく、黒髪ロングで結っていないその他上記同様
説明
この物語の主人公、元男であり異世界帰還者である、今は完全に元々女性ですが?というレベルで生活している。魂だけが移動したにも関わらず戻ってきた時は異世界と同じ姿をしていたため生活が多少不便となっている、能力等々もそのままなので嫌なこと忘れるのと生活を楽しくするために学校のみんなにも教えたり習得させたりしている
〜朝・学校敷地内〜
「やぁ、委員長今日は数学の予習してきた?」
「あー忘れてたよ、サンキューな、今からやらんと」
「でも委員長、すぐ終わるやん、能力使えば」
「まぁね、それも実力だから見逃してくれや」
「正直言わなきゃ誰もが頭打ってギフトもらったって思うでしょ、容姿はそれの副作用で自分で変えたって感じで」
「流石にそうはならんやろw。じゃあやるから」
「オッケー、あ、おーい…」
あー行ったか相変わらず早いなぁ、陸
「よ、礼今日こそは勝つからな」
げ、蓮かよいきなり机叩いて現れるから地味にビビるんだよな
「おはよう、蓮まだ懲りないのか?まぁ一撃与えれば何でもできる範囲でやるとは言ったけども、そんなにしたいことでもあるんか貴様」
「おうよ、多分ほとんどの奴が聞くことだと思うが詳しく聞くために俺はその権利を使うぜ」
「あーなるほど、確かに省いて語るつもりだったね、じゃあ今からでもやる?」
「お、いいのか?まだ終わってないんだろ?」
「このぐらいは時間止めるかそのままでもすぐ終わるからいいよ。で、どうする?能力変えるか?それともいつものでいい?」
「いつものでいいよ、あれが1番扱いやすそうだし他のはイメージが沸かん」
「了解、じゃあ、いつも通り能力は紫雷瞬斬のみでやるか、おーいみんな見るか?バトルー。」
みんな見ると言っている
「オッケーかしこまり、じゃあテレポート水面の闘技場」
<水面の闘技場>
ここは礼が魔法で作り出した世界の一つただ空と鏡のように反射する薄い水の張った地面があるだけの世界
「じゃあ観客はスペクターにしとくで」
そういうと蓮以外の人たちが半透明でふわふわとんでいく
「じゃあ、蓮よやろうじゃないか、開始はこのコインが地面に落ちた瞬間からでいいな?」
蓮は無言で頷いている
ピン!
コインを弾き落ちてくる
蓮はすでに居合の構えをしている
今回はいつもと何かが違う感じがする、その時脳内に聞こえてくる声
(初心を忘れるな、傲慢さが仲間ひいては大切な人を失うことになるだろう)
「あぁ、そうだったなあの時もそうだった、だから…」
コン、
コインがおち試合が始まる
蓮は最速で紫雷瞬斬を放ってくるだが反撃は間に合わないならば受け流そう
やつの刀の刃にそって自分の刀の刃を押し当てる
完全に受け流したが何か違和感があった、
(いつものように全開の突撃じゃない魔力を他のことに使っているような勢いだった)その違和感の正体はすぐにわかることになる。
なんと魔力を固めて刃として後から撃ってきていたのだ、
(やばい、蓮の攻撃力と速度が高いからのけぞっちゃうからその予想外の攻撃に対処できない。)
礼は土壇場でのけぞりの勢いでその場回転回避をしたが、ギリギリで頬を掠ってしまった。
「あ、やっべ」
「ん?あ、ぁぁぁあ!やったー、一撃入ったー」
その他クラスの人たちも大歓声をあげている。
「ぐぁーー!やらかしたーついさっき傲慢になるな、初心を忘れるなって言ったばっかなのにー」
「ふっふっふー。じゃあ約束を守ってもらおうか」
「しゃーなしやな、で、何を頼むんだい?」
「願いはおまえが異世界で何をしていたかだ」
「ま、だよね。全部のらりくらりで回避してたしここまでか。では、見せて話して差し上げよう私に何があったかを」
「まぁ、まず異世界行く前は女になりたーい、男でいる意味がなーい、現実だるーいつって何もしないでゲームして寝たんよ、そしたらまぁ何ということでしょう、記憶はねぇし女になってるし知らん場所やし????って状態よ、じゃあこっからは映像見せようかクッソ長いからなんかしたいことあったら言ってくれ、そいじゃ見ようか」
〜ヴェルディア王国周辺の森〜
「うみゃ、うん?えっとどこだここてか何も思い出せなぃー、うーん何してたんだ?」
周囲を見てみると何にかしらの草が散乱している
「あー、薬草取りに行ってたのか自分で必要なのか果たしてギルド、薬屋に持ってくためなのかわからんけどまず街に戻りますか」
〜数分後ヴェルディア王国城壁にて〜
「ちょっと止まれ」
「はい、なんですか?」
「冒険者カードか何か自分の身分を証明できるものを出してもらおうか」
「はいわかりました、…えっとーさっき外に出た時に賊と魔物に連続で襲われて荷物ぐちゃぐちゃにされた時に落としてしまったみたいなんですけど」
「はー、なるほどじゃあ通行税を払ってもらう必要がある、金額は2シルバーだ」
「了解です、これでお願いします」
「確かに受け取った通っていいぞ」
「ありがとうございます、お仕事頑張ってください」
(まずいな、冒険者カードなんて忘れてたよ多分さっきのところに落ちてるだろうし自分の名前もわかったかもしれない。やらかしたーあとで再発行してもらうしかないか。)
「てか、冒険者ギルドはどこだろう」
ここヴェルディア王国は、円形の城壁に囲まれて城や貴族の屋敷なんかは円の縁の方に作られている。
この形であるならば冒険者ギルドなど各種ギルドは、中央付近に作られる場合が多いヴェルディア王国も例に漏れず中央に冒険者ギルドがあるのだが
礼は記憶がないので全くわからない状態で裏道通ったりしてグネグネしています
〜数十分後〜
「いやまじでここどこプラスで冒険者ギルドどこ」
数十分間歩き回った結果が裏道通り過ぎて出れなくなるとかいう失態を犯しただけです
「うぅ、ここら辺賊みたいな人だったり貧困の人が多いからhな話だったり犯罪の話し声が聞こえる、兵士さんまでいて話してるし裏側ってやべぇっすね」
「そうだろう?だからこんな所で女性1人でいると拉致られても文句は言えないよな?」
「!!、やばいつの間に…んん!」
いつのまにか後ろにいた男に口に布を押し付けられてしまった。
案の定というか予定調和のごとく布に何か染み込ませていたようで意識がだんだん朦朧として眠くなっていく
「へへ、上玉手に入れたぜ、金にするためにこいつを使えないのが勿体無いが仕方ないか、おーいおまえらも手伝って…」
そこで完全に意識を手放してしまった
まぁどうなったかはご想像の通り奴隷商に売られております。そもそもとして亜人の奴隷が珍しいので
hの方の奴隷として結構使われることが多かったですね。
〜数ヶ月後〜
ドン、ドン、
地面が揺れている。地震とかではなく何かを壊した時の振動って感じがする。
「うーん。うるさいなぁこちとら1〜2時間前にやっと寝れたのに今度はどんな客が暴れてるんだか」
その時、
ドン、ガラガラ、
目の前の壁が風穴を開けられていた
「ふぅここもこの部屋の子達で最後ですかね。奴隷の解放して善行してるフリもめんどくさいですね」
「おい、そうゆうこと言うなって、どうせあとで楽しめるんだからその対価だと思ったけばいいだろ」
「その通りだ、いい奴が見つかったら仲間もとい奴隷とすればいい話だろ」
えっとこいつら誰だ剣に、弓に、杖に、槍?アンバランスなパーティーだなぁ。
うーん?アンバランスで火力特化どっかで聞いたな
えっとー、あぁ勇者御一行様か自分たちのことを助けてくれるなんてなんて優しいんだ
ここからは勇者の会話には剣、槍などわかりやすくしておきます
剣「なぁ目の前の牢の中にいる子とても可愛くないか?」
杖「ああ、その通りだな、ちょっと待ってろ、」
礼(あれなんかこっち歩いてきてる)
杖「やぁお嬢さん、僕たち勇者っていうか職業もらって世界のために魔王倒そう!って行動してるんだけど君もついてこないかい?」
礼「えぇ?こんなみすぼらしい奴隷である私を連れてってくださるんですか?」
杖「ええもちろん、私たちと共に魔王を倒しに行きましょう!」
と、言う訳で勇者御一行に仲間に迎え入れられだと思っていた時代が私にも有りました、まだ奴隷商のクソジジイが良心的に見えるほどひどい扱いでした。物持ちさせられるわ理不尽にぐちぐち言われるわ相手の好きなタイミングで体使われるはで結構大変でした。転機が起きたのは1ヶ月後ぐらいかな?
〜巨人の洞窟〜
剣「本当にこんなところに先代勇者のアイテムがあんのかよ?」
槍「まぁそんなに起こるでない、敵も強くないですし退屈なのはわかりますが怒ったところで何も変わりませんよ」
剣「だけどよぉ、と、なんか今までと違うタイプの扉だから多分ボスだろうな」
杖「そうですね、道中の敵も雑魚ばかりでしたし余裕でしょう」
弓「僕もそう思います。さっさとクリアしてここから出ましょう」
ゴゴゴ
扉を開けると何もいない
剣「あ?なんもいねぇじゃねえか、寿命で死んだかw。さっさと宝回収して帰ろうぜー」
杖「ちょっとまて罠だろうどうみても俺に考えがある」
すると杖は私を持ち上げ広場の方にぶん投げた。
礼「ぐへ、痛い、」
上から何かが降ってくる。私は急いでその場から移動した
ドシーン
降ってきたのは一つ目の巨人サイクロプス
剣「あいつは流石に倒せるか微妙だがどうしようか」
弓「あなたできついのであれば私達の加勢ありでも厳しいのではないでしょうか?」
杖「あまり時間もなさそうだあいつもしびれを切らして動き始めそうだしあいつをおいて一時撤退したほうがいい」
剣「まじか、あいつ捨てるのもったいないが仕方ないか、じゃあみんな撤退だ」
〜サイクロプス視点〜
サイクロプスは残っている人間に目を向ける
その人間は絶望しているのか逃げようという意思が感じられなかった
つまらない、そう思ったのか拳を振り上げ叩きつけようとする
叩きつける瞬間何かがおかしいと思った
〜礼視点〜
(ああ、こんなもんかあのとき記憶をなくしていなければ違ったのかな。はぁ、できることなら奴らを殺す、できなければ一撃いれてやりてぇ、あぁ、でも、もう無理だここで死ぬんだろうな私に力があれば)
生体◾️◾️◾️◾️の魂情報の解析完了
遅れていた分のアップデートを早急に完了
短期間に大量の経験値の獲得を確認
一時的なステータスに変換して対応
対象の願いをスキルに変換
スキル「夢創者」を作成
対象に習得許可を願う
YES NO
(?????、へ?何が起こってるんだ時間が止まってる?いやものすごく遅くなってるのかこの夢創者が何かはわからないけどこの状態から生きて帰れるのであれば悪魔とでも契約しよう。つまり答えはYESだ)
ポチ
対象からの承認を確認スキルの習得完了
遅れて申し訳ございませんでした、
まだ遅れている部分があるので修正が終わり次第また通知いたします
それでは頑張ってください
(これまずくね?)
ドン!
「うはぁ、危ねぇーこいつをどうにかするにはもらったスキルでどうにかしないと、どれどれ」
〈スキル夢創者〉
説明
夢を諦めた者がそれでも叶えてみたいと思った願いが形となったもの、彼の者が願えば叶えられないものはなく何でも創れるだろうそれが概念であろうと。昔ミスした本当に叶わない夢それに類似する夢はこのスキルを用いても叶わないだろう。
性能
創造と宣言し作りたい物を想像し名前を呼べば創る事ができる
「わーお、ぶち壊れてんな、じゃあまず創造、刀」
虚空に魔法陣が浮かび上がりただの鋼で作られた刀が創り出された。
ビュン、ドン
「わわ、危なすぎこいつ、巨体のくせに出していい速度じゃないって、じゃあスキルも作っちゃってさっさと倒すか、創造、紫雷瞬斬」
スキル習得、紫電瞬斬
〈スキル紫雷瞬斬〉
その場所に紫の雷が降ったかのような素早く力強い技。
ある1人の人がこの技しか使えないが故にこの技を極めさらに能力を上げ神の名を連ねる技にまで昇華させた者もいるらしい
性能
雷の如き速さで敵を切り判断の隙を与えない
雷魔法と合わせると攻撃力が上昇する
納刀状態からしか発動できない
「ふぅ」
(一応自分からもいけるけどミスった時のデメリットがデカいから待とう、落ち着いて見極めろ)
ググ、シュッ
(ここだ、発動 紫雷瞬斬)
瞬間轟音とともにサイクロプスの首が落ちた
「ふぅ、てかいつのまにか前世の記憶戻ってんな、こっちの世界の記憶がすっからかんだからあんまし意味ないか、今のうちに…ヤバ疲れた少し寝てからにするか」
バタ
〜数分後〜
「うぅん、ここはあれ?サイクロプス死んでる、てなんだこの武器見たことない、いや東洋の方の剣ぽいかな、てかスキルが増えてる!えぇこれほんとにどうゆう状況?まぁいいや多分サイクロプスがボスだろうからお宝回収して帰ろっと、あれ私がある場所なくない?これは奴隷解放と言っても過言ではないだろうし、多分このスキルで消せちゃうしね」
そのまま片道とは逆の奥の方に進んでいくと洞窟の中なのに空から一筋の光が指す宝箱がある
開けてみると中にはシルバーのリングに赤い宝石のハマった指輪が手に入りました
「これだけかまぁこんなとこで神秘的な雰囲気な場所のアイテムだしなんか有りそうだからもらって帰ろっと」
そうして洞窟から久しぶりにでて風を感じた
まず初めにこの話を読んでくださりありがとうございます。
初めましてゆにくといいます
この話は自分があーこんな感じの異世界転生してみたいなーと思ったことを書き連ねていく話となります
できるだけ頻度をあげて投稿していきたいと思っています
続きなども投稿し次第読んでくださると嬉しいです!