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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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瞳に映る世界は

詩のような作品です。

瞳に映る世界は

貴方がいた頃と貴方がいなくなった後で

大きく変わってしまった

まるで別世界のよう

指先から胸の奥の心臓まで

何もかもが変わってしまったかのようだと

そう感じることがよくあるわ


貴方が好きだったの

私は貴方を

ただ想っていた

ただ愛していた

だから婚約できた時はとても嬉しくて

幸せで

幸せで

一晩中歌って踊りたいほどだった

その時はまだ夢みる乙女だったから

切ない未来なんて少しも想像しなかったのよ

私を待っているのは幸せな未来なのだと

純粋にそう思っていて

どこまでも真っ直ぐに

幸福を信じられた

馬鹿ね

そう言ってやりたいほどに

あの頃の私は純真で無垢だったの


人はきっと愚かである方が幸せなのね

今はそう思うわ

様々なことを経験して

様々なことを知って

世界は確かに広がったはずなのに

渦巻く黒は深まるばかりで

良いことなんてちっともないのよ


賢くなるということは

幸せな夢を手放すということでもあるのでしょう


きっとそう……


瞳に映る世界は

貴方がいた頃と貴方がいなくなった後で

大きく変わってしまった

まるで別世界のよう

指先から胸の奥の心臓まで

何もかもが変わってしまったかのようだと

そう感じることがよくあるわ

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