表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/598

愛されていなくてもいいと

詩のような作品です。

愛されていなくてもいいと

ただそこにいられるだけでいいと

そう言っていたのに

あなたにはその感情は理解できなかったのね

だからあなたはわたしを捨てた


婚約を破棄してまで

あの女を選んだ


後から出てきたというのに

あなたは彼女だけを選んだのね


愛されていなくてもいいから

あなたの隣にいたいのだと

何度も伝えたはずだったのに

結局わたしたちは

終わりを迎えることになってしまって


わたしの望みなんて

きっとどうでも良かったのでしょう


だとしても

伝えたことだけは聞いてほしかった


身勝手な女だと言われるかしら?


でも

もしそう言われてしまうとしても

それでも構わないわ


だって

それがわたしなのだから


わたしを消すことなどできはしないし

わたしを殺すこともできない


この身が滅ぶ瞬間までは

わたしはわたしなのだから


心の臓が動き続ける限り

息を吸い続けている限り

わたしはどこまでもわたし


何が変わっても

何を失ったとしても


それでも

わたしはわたし


それだけは絶対なの


愛されていなくてもいいと

ただそこにいられるだけでいいと

そう言っていたのに

あなたにはその感情は理解できなかったのね

だからあなたはわたしを捨てた


きっと……


そういうことなのでしょう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ