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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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570/598

にっこり笑顔で向き合えば

詩のような作品です。

にっこり笑顔で

向き合えば

どんな人とだって

分かり合える

幼い頃

親からそう習ったから

あなたへも

いつかは心が伝わると信じて

冷ややかな目で見られても

笑顔で接して

心ないことを言われても

笑顔で接して

ああでももう疲れてしまった

どうしてかな

心が疲れ果ててしまったみたい

あなたは婚約者なのに

わたしに優しい感情を向けてくれない

どうしてかな

そんなに嫌なのなら

さっさと切り捨ててくれればいいのに

それが

一番簡単な道

そして

一番お互いのためになる道であるはずなのに

あなたはどうして

それをしてくれないの?

問いかけなんて無駄だって

分かっているのに

分かっているはずなのに

自分の中でだけ繰り返し発される問い

ぐるぐるする

ぐちゃぐちゃになってしまいそう

頭の中がもう滅茶苦茶で

どうしようもない状態で


にっこり笑顔で

向き合えば

どんな人とだって

分かり合える


そう信じていることは

悪いことではなかったけれど

あまりにも実りがないと

さすがに疲れてもしまうもので


にっこり笑顔で

向き合えば

どんな人とだって

分かり合える


それが理想だとしても

現実はなかなか上手くいかないもの

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