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もうすぐ壊れてしまいそう
詩のような作品です。
ねぇ わたし もうすぐ壊れてしまいそう
胸の内で膨らんだ
大きな想い
強い想い
どこまでも広がる感情は
深く魂まで呑み込んで
わたしを帰らぬ人にしてしまいそう
身も心も
すべてを呑み込むほどの感情
それが黒く染まったなら
その時には
わたしはきっとわたしでなくなってしまう
そんな気がするの
ねぇ わたし もうすぐ破裂してしまいそう
感情とは不思議なものね
一度生まれると無限に増殖して
減ることはないから
風船がしぼむ時を待つように
耐えていても
その時はなかなか来なくて
心が折れそうになってしまう
耐える時間が長すぎて
胸が破れてしまいそう
なんて言ったら
大袈裟だって笑われてしまうかもしれないけれど
ねぇ わたし もうすぐ壊れてしまいそう
強い心を手に入れられたなら
過去のすべてを水に流して
また一から始められるのかなって
何度も思うのだけれど
きっと難しいというのが答えなのならば
この茨から逃れるすべはないの？
ただ唇が震えてしまう
ああ わたし もうすぐ壊れてしまいそう
お願いよ
すべてをなかったことになんてしないで
この胸に在るものが
破裂して
壊れてしまう前に
誰か助けの手を差し伸べて
