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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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揺れ動くココロ

詩のような作品です。

どうしてかしら

こんな雨の夜には

このココロ

どうにかなってしまいそう


あなたを欲することも

あなたも求めることも

なんてことのない

ありふれたことだというのに


どうしてか今は

平常心を保つという

そんな簡単なことすら

上手くいかなくて

なぜだろう

胸の内を乱されてしまう

上手く言えないけれど

もやもやする感覚

繰り返し唱える呪文のように

嫌なことばかり往復させてしまう


揺れ動くココロ


あなたを愛しているのだから

もう答えは出ているのでしょう

それだけでいいじゃない

容易いことよ


あなたを愛していることに

変わりはないのだから

もうそれでいいじゃない

簡単な答え


なのに今は……


むず痒いような

もやに包まれるような

そんな気分

どうしようもないココロ

古傷が痛むように

何度も繰り返し襲ってくる痛みは

一体何が生んでいるのだろう

問いかけても答えられはしない

どうしようもないココロ


まるで嵐でも襲ってきたかのよう

身体の奥底まで

支配されるかのように

黒いものに襲いかかられて

言葉一つを発することさえ難しいほどに


ああ……


それでもただ信じていたい

きっと幸せな未来もあるのだと


揺れ動くココロ


難しくても

迷いばかりでも

信じて信じて歩んでゆけばきっと

なんて

おまじないみたいな

曖昧なもの

根拠もないものだけど


揺れ動くココロ

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