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つまらない強がりで
詩のような作品です。
つまらない強がりで
あなたを傷つけるくらいなら
わたしが勝手に傷ついているほうがいいって
ずっとそう思っていたはずだったのに
いつの間にか
無意識のうちにあなたを傷つけてしまっていた
もう遅いよね
今になって後悔したって
本当はもっと早く気づくべきだったのかなって
今でも何度も思うけれど
それすらも何の意味もないことだって
そんな後悔は過去を癒してはくれないって
本当は
本当はね
気づいているんだ
現実を知らないほど愚かじゃない
くだらない強がりは
きっと良いことなんて生まないよね
強く在り続けることと
強がり続けることっていうのは
似ているようだけれど
真逆のようなものだから
人として強く在ることに罪はないけれど
強がって生きることには
もしかしたら罪があるのかもしれない
だってそれは大抵
誰かを傷つけながら成り立っているものだから
他者を傷つけることで
得られる強さなんて
所詮は形だけ見た目だけのもので
だから本当の価値なんて
そこにはないんだって
もっと早く気づけていたなら
わたしたちずっと隣り合っていられたのかな
きっともう取り戻せない
そこに確かにあった幸せ
あなたのことを愛していたはずなのに
いつからか見えなくなってしまっていた
つまらない強がりで
あなたを傷つけるくらいなら
わたしが勝手に傷ついているほうがいいって
ずっとそう思っていたはずだったのに
