表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

503/598

婚約者が浮気していました。しかもその浮気相手というのが……。

 婚約者ロレーヌが浮気していた。


 しかも浮気相手は私の友人であるリネ。

 彼女はことあるごとに私の悪口を彼に吹き込んでおり、ゆえに、ロレーヌの中の私のイメージはいつの間にか最低最悪なものになっていた。


 そして。


「悪いが君とはもうやっていけない。よって、婚約は破棄とする」


 しまいにロレーヌからそんな宣言をされてしまった。


「君はリネをずっと虐めていたそうじゃないか。最悪だな。悪女だな。その話を聞き、がっかりしたよ」

「間違いです!」

「間違い? リネが嘘をついていると? 呆れた。やはり悪女だ」


 こうして私は理不尽に婚約破棄されてしまったのだった。


 なんてことのない、平凡な春の日の出来事である。



 ◆



 あの後、ロレーヌはリネと婚約したのだが、婚約期間中にリネが他の男とも親しくしていることが判明したためにその婚約も破棄となったようだ。


 ロレーヌはリネに対して激怒していたらしい。


 また、そこからロレーヌは段々心を病んでいったようで、いつしか彼は家から出られないようになってしまったようである。


 ロレーヌに幸せな未来はなかった。


 また、リネもその後、怪しい男と関わりを持ったがために身を滅ぼすこととなっていったようである。


 一方私はというとおっとりした男性と結婚。

 穏やかな家庭を築くことができた。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ