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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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想いとは難しいものね

詩のような作品です。

想いとは難しいものね

どうしても湧いてくるし

手放そうとしても不可能だし

刃で刺し貫いても

何度でも蘇ってくる

まるで闇魔術でも使ったかのように

想いとは不老不死なの

だから何度でも蘇り

まるで呪いのようだと思うわ

この身を縛りつけて

毒々しい色をした感情をいくつも刻み込む

そう

この身体に

想いさえなければきっと

苦しみも

痛みも

生まれはしないのでしょう

それでも一度誕生してしまったなら

その想いというものは簡単には消えてくれない

想いは死なない

何千回でも

何万回でも

死んでも蘇るものだから

死なないと同義

そうよ

だから

ただ苦しみ続けることになる

永遠に

闇に抱かれて

痛いよと

辛いよと

そう言ってもそんな声は無視されるだけ

ああ

なんて独りよがりなのだろう

想いとは身勝手なものね

この身体に

この心に

しみついて

洗い落とそうとしても落とせない

ただ繰り返す

迷宮に入り込んでしまったかのよう

きっと

誰も助けてはくれないわ

いいえ

誰にも助けられないの


想いとは難しいものね

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