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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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かつて私との婚約を身勝手に破棄した三つ年上の彼は幸せにはなれませんでした。

 かつて私との婚約を身勝手に破棄した三つ年上の彼オードリッチ・フェズ・クロフトフェンズは、後にかなり不幸な目に遭い続けたようだ。


 だが同情はしない。


 なぜって、彼は私を傷つけたのだから。


 好きな人ができた、などという、あまりにも自分勝手な理由で、婚約を一方的に破棄し私の言葉は何一つとして聞かなかった男だ――たとえどんなに残酷な目に遭ったとしても知ったことではない。


 ちなみに彼がどうなったのかというと。


 まず、私に婚約破棄を告げた次の日、路上で馬車に足を踏まれた。それによって自力で歩くことが難しくなったらしい。で、一旦入院となったそうだ。


 だがその治療を終えてようやく退院した日に馬車に撥ねられた。


 今度はこの前とは比べ物にならないほどの状態となってしまったそうだ。


 それでも何とか生き延びたオードリッチは、退院後、近所の酒場に定期的に通うようになったらしい。


 そしてそこで出会った女性と親しくなり婚約。

 だがその後その女性は元恋人の男に殺められてしまう。


 愛する人を失ったオードリッチは絶望で徐々に壊れ、いつしか謎の言語を四六時中喋り続けるような状態になってしまった。


 その結果、悪魔が憑いているとして、聖なる聖人のための聖なる力を宿す教会からの使者に連れ去られてしまう。


 彼が入れられたのは牢獄。

 四肢を拘束された状態で毎日のように御祓いと称した暴行を加えられるようになる。


 そんなオードリッチは数年後にようやく解放されたが、その時には精神が完全に崩壊しており、脳も酷く破壊されているような状態となっていたらしい。


 ……まぁそれはそうなるか、毎日のように暴行を加えられていたなら。


 実家へ戻ることとなったオードリッチだが、当然自力では生活できず、常に誰かにサポートしてもらわなくては生活していけない状態となってしまった。


 オードリッチはそれからしばらく親が雇った介護士に支えてもらい何とか生きていたようだが、ある日恋人と揉めていて苛立っていた介護士にちょっとしたことで激怒され殴られてしまい、それによって鼻の骨を痛めた。


 ――と、そんな感じで、オードリッチは幸せは掴めなかったようである。



◆終わり◆

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