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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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最も簡単な方法で

詩のような作品です。

最も簡単な方法で

貴方は私を切り捨てた

婚約の破棄

貴方はあまりにも身勝手な笑顔で

別の人を

別の女を

その手に収めることを選んだのね

私はもう要らない?

もしもそう尋ねたとしたら

きっと貴方は

それが当たり前であるかのように頷くのでしょう

面白いものね

乾いた笑いしか出ない

貴方はとても心ない人だけれど

そんな貴方に惚れた私も馬鹿だった

それが答えなのでしょう?

そうよ

それがすべて

最も短絡的な思考で

貴方は私から離れてゆく

婚約の破棄

貴方は今欲しいものしか見ていない

ただ欲しいものを求め

ただ手にしたいものを引き寄せる

その腕で

そのたびに私が傷つくこと

きっと気づいてはいないのでしょう

貴方は人を傷つけて

いつも欲しいものを手に入れる

けれどもそれも永遠ではないわ

悲しみのもとに手に入れたものが

永久に宝となるはずもない

いつの日かさよならは来て

その時になって貴方は悟るでしょう

己の手にしていたものの儚さ

己が手に入れたものの脆さ

後になって気づいてももう遅い

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