377/598
愛を歌うことって
詩のような作品です。
愛を歌うことって
なかなか難しい
ありふれた言葉を選んでばかりだと
どうしても
面白みがなくなってしまうけど
逆に
独創性を求めすぎても
おかしな感じ
伝わりづらくなってしまうもの
愛というシンプルな感情を
愛というシンプルな心を
表現するのは意外と難しくて
なかなかの難問だから
どうしても上手くいかなくて
別の方法を模索する方が簡単かもしれないと
そんな風に思ってしまうくらい
言葉の方が伝わりやすい?
でも歌いたい
言葉だけの方が相応しい?
けど歌いたい
愛を歌うことって
なかなか難しい
心が雨降りだと上手く表現できる気がしないし
迷ってばかりで
悩んでばかりで
それが歌声にも滲み出てしまうから
おかしな感じになってしまうもの
不自然さは毒
違和感は棘
歌にそんなものは必要ない
愛しさを胸に詰めたままで旋律をなぞること
シンプルだけど迷いもあったり
シンプルだけど悩みもあったり




