表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

356/598

壊れてしまった心は

詩のような作品です。

壊れてしまった心は

元には戻らないのよ


あなたの婚約破棄によって

わたしがどうなったか

わたしの心がどうなったか

あなたは考えてみたことだってないでしょう?


そうよね

きっと

あなたはそういう人

だから

いつまでも

どこまでも

それが当たり前であるかのように傷つけるの


壊れてしまった硝子細工は

元には戻せないでしょう


それと同じことで

人の心というのも繊細なものだから

理不尽の刃で貫かれたなら

どれだけ時間がかかっても元の形にはならないの

ついた傷は永遠

ある意味二人は永久になるのね

でもそんな永遠なら要らないわ

だってそれは

ただ胸に黒いものを遺すだけだから

痣なんて残しても

何の意味もないでしょう

そんな永遠なら要らないと

大きな声で言ってあげる


壊れてしまった心は

元には戻らないのよ


あなたの婚約破棄によって

わたしがどうなったか

わたしの心がどうなったか

あなたは考えてみたことだってないでしょう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ