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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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わたしを

詩のような作品です。

ねぇ わたしを見てくれる?


そんなこと言ったって

無駄だって分かってる

だってあなたが愛しているのは

わたしじゃない

あの人よ

輝くような瞳を持った人

とてもとても美しい女性

だからきっと

わたしなんて勝てっこない

諦めているの

それでも

ふとした瞬間に挑みたくなって

冗談めかして言うの


ねぇ わたしだけを見てくれる?


馬鹿みたいなことね

いいよなんて

そうするなんて

言ってもらえるわけもないのに

だってもう関係は壊れたのだもの

確かに手を取り合っていた

確かに未来を誓い合っていた

あの頃にはもう戻れない

どうあがいても

それがすべての結果なのだから


ねぇ わたしを見てくれる?


それでも時折言いたくなったら

たまには言わせてもらうから

ふざけていると思っていても構わない

それが本当の心だと

そんなことは気づかないままでいい


ねぇ わたしだけを見てくれる?


でもね

何度も夢をみるの

もちろんって

そう返してくれる夢

あなたが

わたしを想ってくれること

あなたが

わたしを愛してくれること

また過ぎ去ったあの頃のように笑ってくれることを

どれだけ願ったか分からない

それで夢をみるの

あなたと幸せになる夢を

無駄なことだって分かっているのに


ねぇ わたしを愚かだと笑って?

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