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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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押し寄せる波の匂い

詩のような作品です。

ああどうしてかしら?


あなたのこと

何度も思い出してしまう

馬鹿げたことね

何度も繰り返して


無意味なことよと言われれば

そうでしょうねと答えるでしょう


分かってはいるのだと


初めから


ああどうしてかしら?


いつまでも

同じようなことばかり繰り返して

似たような歌をくちずさみ

生産性のないことばかり繰り返している


きっとこれは

押し寄せる波の匂いに似ている


何度でも何度でも

迫りくるそれを

訳もなく抱き締めたくて

けれどそれすら叶わないから

どうしても前へ進めない

同じ道を何度も周っているみたいなもの


ああどうしてかしら?


あなたのこと

何度も思い出してしまう

馬鹿げたことね

何度も繰り返して


無意味なことよと言われれば

そうでしょうねと答えるでしょう


どうして無意味なことを繰り返すのかなんて

なんだかんだでよく分からないまま


でも分かることもあって


きっとこれは

押し寄せる波の匂いに似ている


そうよこれは

押し寄せる波の匂いに似ている

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