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貴方のことは忘れない
詩のような作品です。
かつて理不尽にわたしを切り捨てた
どこまでも心ない貴方
どこまでも優しくない貴方
わたしはあなたを許しはしない
そうよ
きっと一生忘れないわ
貴方のことは忘れない
天罰がくだった日の貴方の
あの馬鹿みたいな顔
呆れるほど愉快だった
性格が悪いと言うかしら?
ならそれでも構わないけれど……
かつて理不尽にわたしを切り捨てた
どこまでも心なかった
どこまでも優しさのなかった
そんな貴方をわたしは忘れはしない
貴方のような人には
天罰がくだるべきよ
そう思い続けてきたから
だから
実際にそうなっても何とも思わないの
可哀想とか
気の毒とか
そんなことは決して思わないわ
すべては貴方が招いたこと……