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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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ふわり香る愛の記憶

詩のような作品です。

あなたを愛していた頃は

何よりも幸せを感じていて

歌いたくなるような

そんな心地よさを感じながら

毎日を生きていた


あなたの隣にいられた頃は

何よりも幸せに満ちていて

踊りたくなるような

そんな夢の世界の中で

日々過ごしていた


ふわり香る愛の記憶


あなたはもう覚えていないかしら?


でも

あの日々は

確かに

存在したものとわたしは知っている


あなたはもう覚えていないのでしょう?


けれど

あの時間は

間違いなく

そこにあったものだとわたしは知っている


わたしは決して忘れない……


あなたを愛していた頃は

何よりも幸せを感じていて

歌いたくなるような

そんな心地よさを感じながら

毎日を生きていた


あなたの隣にいられた頃は

何よりも幸せに満ちていて

踊りたくなるような

そんな夢の世界の中で

日々過ごしていた


あの頃は戻らずとも

あの頃は永遠にこの胸の内にある


ふわり香る愛の記憶


わたしたちは確かに隣り合っていた


ふわり香る愛の記憶


わたしたちは特別だった

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