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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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婚約者と実妹が腕を組みながら私の前に現れ……?

 その日、婚約者である彼ローゼントと私の妹リーシアが、腕を組みながら私の前に現れた。


「悪いがシーシナ、君とはもう共には生きない。なぜかというと、君よりも素晴らしい女性と巡り合ったからだ。そう、その素晴らしい女性というのが彼女だ。妹さんだよ、君の」


 ローゼントがそんなことを言う。


 そして。


「お姉さまはもう必要とされていないのよ」


 リーシアがそう続けた。


「彼はお姉さまではなくわたしを選んだわ。それは決して変わらない事実」

「リーシア……どうしてこんなことを」

「どうして? あっはっはは!! 馬鹿じゃないのぉ? お姉さまぁ!?」


 リーシアは私を見下すような振る舞いを崩さない。


 勝った、そう思っているのだろう。で、勝ったなら何をしても良いのだ、とでも考えているのだろう。だからこそこんな風に心ないことを言えるのだ、きっと。


「俺たちは二人で幸せになる」

「そういうことよ、お姉さま。つ! ま! り! 女としてはわたしの勝ちなの!」

「じゃあな。ばいばい、シーシナ」

「お姉さま負けぇ! きゃーっはっはっははは! ざまぁ! きゃぁーっ、はっはっははは!」



 ◆



 あれから一年。

 驚くべきことだが、ローゼントとリーシアはもうこの世に存在しない。


 というのも、二人は結婚式の日の朝に死亡したのだ。


 もちろん私は無関係。


 私はその日風邪を引いて自宅で寝込んでいたのだが、そんな中でその事件について聞いた時にはかなりの衝撃を受けた。


 会場に突然山賊が入ってきたそうで、無惨に殺められたそうだ。


 ……可哀想、とは思わない。


 私を傷つけた二人だ。

 その人たちがどうなろうとも知らないしどうでもいい。


 ちなみに私はというと、今は友人の花屋で手伝いをしている。


 毎日はとても楽しい。

 とにかく充実している。



◆終わり◆

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