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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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201/598

指と指を絡めるとき

詩のような作品です。

指と指を絡めるとき

わたしたちは男女としての関係を芽吹かせる

苦しみも悲しみも

そのときだけはすべて溶けて

甘い匂いに翻弄されながら

歌をくちずさみ

愛を奏でる

そうよそのときだけは

特別な二人になる

神はわたしたちを引き裂いたけれど

心まで引き裂くことはできやしない

誰もこの心を切り裂くことなどできないのだと

今宵証明してみせよう

そう言って

小さく笑い合って

また今日も愛しさに溺れてゆく


指と指を絡めるとき

わたしたちはより深い領域へと沈みゆく

すべての苦痛は

そのときだけは消えてなくなる

甘い匂いを指先で辿れば

耳に届くのは幸運の鐘の音

絡み合う心と心に

祝福は確かに届けられた

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