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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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やる気のないとき

詩のような作品です。

婚約者の彼に捨てられた

悲しい夕暮れ

見上げた空はとても綺麗で

青く赤く滲み

ただどこまでも澄んでいた


まるでこの心を映し出したような空が

何とも言えないような心を生み出してしまう


どうしてだろう?


わたしなぜか何もやる気になれない……


婚約者の彼に終わりを告げられて

切ない夕暮れ

面持ち上げれば空はとても美しくて

昨日までと同じなのに

ただこの胸だけは雲に包まれている


この心とは真逆の綺麗すぎる空が

ただわたしを見下ろしている


いつからこんな風になってしまったのだろう?


やる気のないとき

どうでもいいと思ってしまう


やる気のないとき

もう消えてしまいたいとすら思えてきて


ああ どうしよう


ああ どうやって生きよう


わたしが生きていく未来に

いつか光なんて射すのだろうか?


何度も想像して考えてみるけれど


どうしてかな

上手く光ある未来の地図を描けない


彼はわたしを愛さなかった

いいえ

かつては愛していたのだけれど

そうね

もう今は少しも愛していないし想ってもいない


あまりにも虚しいこと


けれどもこの胸に遺った愛の欠片は

今すぐ消し去ることもできやしない


やる気のないとき

どうでもいいと思ってしまう


やる気のないとき

もう消えてしまいたいとすら思えてきて

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