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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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「お前との婚約なんざ破棄とする!」婚約者がそう告げてきたのですが……?

「お前との婚約なんざ破棄とする!」


 婚約者オーディエンがそう告げてきたのだが――その次の瞬間、屋根を突き破り巨大な人の顔が落ちてきた。


 その顔は明らかに異様なものであった。

 とにかく大きい、首から上と同じ形、そして目玉が七つついている。


 化け物のような落下物はオーディエンを押し潰した。


 ――そう、私を切り捨てようとした彼は、今まさにこの世を去ったのである。


 彼もまた一人の人間であった。けれどもその最期に人間の尊厳などというものは存在せず。まるで小さな蟻が動物に踏み潰されるかのように、彼は謎の頭部によって潰されてしまった。


 落ちてきた謎の巨大頭部は七つの目でこちらを見る。


「d3amn<<dja>ajsbabaムaaa433naaaaahn4&mab%nnn<<nbasaihab」


 そんな得体のしれない言葉を発し、口もとに少しだけ笑みを滲ませる。


 そして、それから数秒経って、消滅した。


(一体何だったんだろう……)



 ◆



 あれから数年。

 私は愛する人と結ばれることができた。


 ただ、今でも、あの時の顔の正体はよく分からないままだ。


 オーディエンを潰したあれは一体何だったのだろう……。


 いつの日かまた出会うだろうか?

 その時が来ればその正体が判明するだろうか?



◆終わり◆

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