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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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そうよ あの頃は幸せだったの

詩のような作品です。

その手を取って

あの頃のように笑い合いたい

その指を撫でて

あの頃のように踊っていたい


そうよ

あの頃は幸せだったの

貴方との未来を確かなものと信じていたから

だから

どんな辛いことだって乗り越えられたし

どんな痛い思いをしても突き進めた


私は貴方を思い出す時

今でも胸が苦しくなる

息ができないみたいなそんな感覚に陥って

何度も泣いて

何度も泣いて

それでもまた歩き出すのだと

心に決めてはいるの


いつまでも過去に縛られてはいたくないから


それでもね

時に思うこともあるの

もしあのまま

貴方と共に歩めていたとしたら

どんなに幸せな今日が

この手の内にあったかしらと

そう思うの


いつまでも過去に縛られてはいたくはないけれど……


その手を取って

あの頃のように笑い合いたい

その指を撫でて

あの頃のように踊っていたい


そうよ

あの頃は幸せだったの

貴方がいたから

貴方との未来を見ていたから

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