表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

初出勤




 さて、義父さんを伸してから3日目の早朝、家の前にとても大きな馬車が止まっていますね~これはどういうことでしょうか。私相手にこんな馬車が出される訳はない、ということで無視して近くのパン屋で朝食でも買いますか。


「お待ちください」


 後ろから声をかけられたような気がしないでもありませんがきっと私の気のせいでしょう。ええそうに違いありません。


「お待ちください、リーファ様」


 私が様付けされる訳はありませんしきっと別人に話しかけているのでしょう。


「お待ちください、本日より第2王子殿下の近衛侍女になる筈の暗殺者さん。ちなみに本日より第2王子殿下の近衛侍女になる方は1人だけです」


 逃れようがない呼び方をされてしまいましたね。仕方がありません諦めて止まりましょう。


「……何でしょうか」


 あんな大きな馬車に乗るのは嫌だぞ♪という意味を込めてあえて振り返らずに返事をしました。そしたら薄い茶髪の眼鏡をかけた女性が私の前に顔を出して来ましたね。仕事のできる女性って感じがします。


「正門は閉じていますし門番にはリーファ様が本日より第2王子殿下の近衛侍女になることを知りませんので馬車に乗ってください」


「知らないのであれば私が行く必要ないのでは?そもそも近衛侍女という物について知りませんし」


 ……おや?近衛侍女について知らないと言ったら随分と驚いた顔になりましたね?


「あの愚弟……きちんと説明しておけと言ったのにチッ」


 わあ!暗殺者である私も驚きの殺気ですね。まあそれが私に向けられている訳ではないのでまったくもって問題ありませんが。それにしてもあの執事服の男性ってこの人の弟だったんですね。驚きです。というよりこの人こっそり舌打ちしてますね怖いです。


「ご安心ください。王宮にて業務内容を説明致します」


 すぐに冷静さを取り戻したのは流石王宮の方と言ったところですね。素晴らしい対応能力です。こう言われてしまったら流石の私も大人しくついていくしかありませんね。ええ、決して先程の殺気に恐れをなした訳ではありませんとも。ですが……


「そうですか。……ところで、後ろの馬車は何でしょうか……?」


「?勿論、リーファ様を王宮にお連れする為の馬車ですが」


 やはりそうでしたか……


「では、参りましょうか」


え。









 さて、無理やり馬車に乗せられて王宮に連れてこられてしまいましたね。しかもまだ業務内容の説明がありません。酷くないですか?


 コンコン


 おや、そんなことを考えているとノックの音が聞こえてきましたね。誰でしょうか?


「どうぞ」


「失礼します」


 ガチャ


 そういって出てきたのは(あっ、入ってきたのは、ですね)金髪青目の執事さんです。どこかで見たことがある気がします。しかもだいぶ重要な式典で。


「お初にお目にかかります。本日より貴女が仕える第2王子、ルーシェスと申します。」


 そういってにっこりと微笑んで来ましたね。


 ……


 …………


 ………………は?


「は?」


 しまった声に出てしまいました。大丈夫でしょうかこれ。というか王子が何やってるんですか。


 ドタバタ ドタバタ


「ルーシェス殿下ーー!!何処にいらっしゃるんですか!!まさかとは思いますけど新人さんに迷惑かけてませんよね!!」


 外から侍女さんと思われる女性の声が……もしやこの人こういうことする常習犯ですか?取り敢えずルーシェス殿下をジト目で見てみましょう。


 あっ!こいつ目反らしやがりましたよ!常習犯ですよ!


 と、そんなアホみたいなことを考えているとルーシェス殿下が入ってきてから空きっぱなしだった部屋の扉から私を王宮に連れてきた女性と同じ服を着た女性がこの部屋を覗いてきましたね


「すみませんこの部屋にルーシェス殿下いませんか!?って、居た!?」


 うっわめっちゃ汗かいてますね。可哀想。


「あはははは。驚いた?」


 ルーシェス殿下全然悪いことしたとか思ってなさそうですね。原因なのに。


「驚くに決まってるじゃないですか!だいたいどこで執事服手に入れたんですか!!」


「ジェフリーに貰ったよ?」


 王宮の人ですかね?


「ジェフリーィィィィ!!って誰ですか!?」


 違った。王宮の人じゃなかった。本当にジェフリー何者なんですか。めっちゃ気になるんですけど。


「ジェフリーはジェフリーだよ☆」


 それは分かってます。聞きたいのはどんな職業に就いてるかとかそういうことですルーシェス殿下。


「それは分かってるよ!あ"あ"ぁ"もう!」


 可哀想としか言いようがないですね。ってあれ?なんで此方を見て目を輝かせたんでしょうか。嫌な予感がします


「貴女!!今日からこの人専属の近衛侍女になる人ですよね!?」


「……そうですが?」


「ちょうど良いので説明しときます!近衛侍女とは!奇行に走る王族のストッパーとして雇われる侍女のことです!」


 いきなり近衛侍女にかいてついて説明されたんですけど。いや、元から気になってたんでそれは別に良いんですけどね?というか……


 王族の、ストッパー?わたしが??



 あ



「もしかして、普通の侍女では止められないから、暗殺者である私が選ばれたんですか?」


「はい!うちの王族の方々の奇行は他国からのスパイが怯えて逃げていくくらいにはヤバイので!!」


 他国のスパイが逃げていくのはやばすぎでは??










 それにしても……


 これじゃあ奇行を行って家に帰るとか無理ゲーでは???




イエーイ!まだ一話しか投稿してないのにユニークとPVアクセス数100越えました!!ありがとうございます!あと1ヶ月に一回更新と言っておきながら1日遅れましたすみません

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ