僕の視点で、僕の新しい世界を作る!
ある日、僕の前に見覚えのある豚のような犬が現れた!
僕が、子供の時に交通事故に遭いかけた犬を僕は助けた
事があった。
まさに!? 今、僕の目の前にいるのはその時の犬だった。
『えぇ!? あの時の犬なのか? でも、あれから20年以上
経っているぞ! あの時のままだなんて、あり得ないよな。』
『いや? 間違ってないよ! お前があの時、助けた犬は俺だ!
うーん? 犬というより“豚犬神”だがな。』
『ゲッ!? 犬が喋った!?』
『正確には、犬ではない! 豚犬神だ!』
『・・・わ、分かったよ! 豚犬神さまが、僕に何の用だよ。』
『あの時の“お礼をしたい!”』
『お礼? もう20年以上なるじゃないか。』
『われは、歳を取らん! 神だからな、何でもわれに願いを言ってみろ!』
『じゃあー僕の視点で作る世界が欲しい!』
『えぇ!?』
『ダメなの?』
『・・・い、いや? いいだろう! お前の願いを叶えてやる!』
『・・・・・・』
*
・・・これが! 数週間前の事。
あれから、豚犬神さまは現れない。
僕の世界は、どうなったのだろう。
僕の名前は、岸田 樹 27歳、独身、営業マン。
僕は、女の子より男友達と遊ぶことが大好きなんだ。
だけど? 僕の男友達は、みんな彼女がいるから
僕と会ってなかなか遊んでくれない。
それなら、僕の視点で作る世界で僕の好きな時に
男友達を呼び出してみんなで遊びたい!
たまには、僕の言う事を聞いてほしいものだ。
その前に、あの豚犬神さまは僕との約束を守る気があるのか?
・・・そう、僕が思っていると?
突然! 僕の見ていた世界が変わった!
『・・・こ、ココは?』
『すまん、すまん! 遅くなったな。』
『遅いよ、豚犬神さま!』
『すまぬ!』
『・・・で? ココが僕の作る世界なの?』
『そうだ、お前の視点で作る世界!』
『・・・うーん? どういう事か、簡単に説明してくれる?』
『お前の視点で見る世界で作ると言う事は? 常に更新される
世界だという事!』
『僕の想いで、簡単に変えられるという事だね!』
『そう! そういう事だ!』
『ありがとう、豚犬神さま!』
『われこそ! あの時は世話になった! 達者でな~』
『うん!』
・・・そう言うと?
豚犬神さまは、僕の前からスッと消えた。
僕は早速、僕のこの世界に男友達を呼んだんだ。
『おーい! みんな集まってくれ!』
『えぇ!?』
『ココは、何処だよ!』
『何が起きたんだ!?』
『彼女と久しぶりのデートを楽しんでたのに...。』
『ココは! 僕の作った世界だ! 好きなだけ居ていいよ!』
『・・・何、言ってんだよ。』
『元の世界に戻せよ!』
『今から、彼女と会わなくちゃいけなんだけど?』
『樹? お前、どうしちゃったんだよ! 頭でもおかしくなったのか?』
相変わらず、“僕<彼女”を選ぶ男友達。
しかし? ココは僕の視点で作る世界だ!
彼らには、彼女より僕を優先させるように想わせる事も出来る!
『さあ~ココに居る間は、僕の思い通りにさせてもらうよ~!
彼女の事より僕を優先させて!』
『・・・・・・』
男友達は、みんな僕の言葉に暗示がかかったよに...。
僕の言いなりになった。
『さあ~今から! みんなで遊びにくよ!』
【オーウ!】
『何処行くよ、樹!』
『先ずは、僕の愛車でドライブに行って、酒でも飲みに行こうぜー!』
『それいいよな!』
『あぁ!』
この世界では、僕の思い通りに書き換えられて行く。
僕の世界! 新しい世界! 僕の好きにできる世界!
【ありがとう、豚犬神さま!】
最後までお読みいただきありがとうございます。




