表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そこが違うよ ウィルの発明品  作者: 空のかけら
3/4

第3話 気圧って何ですか?

 異世界から召喚で来た人は、井戸の水くみが大変だと言うと、気圧を利用したポンプというものを作りたがる。

 この傾向は、いつでも同じ。


 しかし、この世界で気圧という用語に似たものがある。

 それは、魔圧だ。


 魔法があるこの世界の大気には、魔素というものが含まれており、これを動植物や人、魔物が取り込むと魔法やそれに類するものを行使することが可能となる。

 魔素は地形というよりも魔脈の流れ方による濃淡があるが、地形には左右されない。

 魔素以外の空気は、地形によって濃淡がある。


 魔素が濃くても、空気が薄い場合があるということだ。


 魔素の圧力が、魔圧で、気圧と魔圧は連動しない。

 人が多い、街などでは魔素は周囲の人に取り込まれるが、薄くなった魔素が本来の濃度に戻そうとするが故に、それを上回る速度で周囲からその場所に魔素が押し寄せてくる。

 結果、魔圧が高い状態が生まれる。


 空気の気圧よりも魔素の魔圧の方が有名なのは、このためだ。


 だから、気圧”だけ”で考えられた道具は思ったようには動かないとなる。


 ウィルは、なんでも屋以前に、多世界からの転生者だ。

 だから、気圧のことも魔圧のことも、それ以上のことも全て知った上で知らないふりをしている。

 これも処世術だと言うが…。

郷に入っては郷に従う

という言葉がありますが、技術も同じ。


そもそも違う世界なんですから、同じ技術が通用するわけないじゃないですか!

と、別の小説を見て、いつも思うのですがね。


ここまでお読み頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ