第2話 井戸から水を汲み上げろ
え?
井戸から水を汲み上げるのを簡単にしたいって?
分かるけれど、それをしていいものなのかな。
それで、ちょっとしたこずかい稼ぎをしている子だっているでしょ?
人手不足だから、そこまで人を張り付かせたくないと。
分かりました。
私がその問題に取り組みましょう。
そう言って、街のお偉いさんから依頼を受けました。
依頼受領後に、さも言い忘れたかのように付け加えられたのは…
王宮に召喚された異世界からの来訪者とのコンペになるという。
勝った方は、その製品の専売権などを頂けるが、負けた方は、一定期間の拘束だと言う。
拘束内容は明かさなかったが、あまり良い物ではないのは確かだ。
さて、どうしようかな。
短いですが、400字~2000字での投稿を考えているためです。
基本的には。
今回は、井戸の水くみのお話。
文中、井戸の水くみの小遣い稼ぎとありますが、結構な労働力がないと無理のはずが、そのような労働力は別の方に振り分けられるため、従事するのは、非力な子どもや女性になりそう。
でも、水の需要が多いところでは、この仕事、成り立つと思うので、そう書いてみました。
(ネット上では、出てきませんでした)
ここまでお読み頂きありがとうございました。