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第1話 魔法がありますよ
この小説は、分割したダウングレードの番外編Ⅰをメインに再構成したものです。
魔法があります。
何のことか、分からないって?
普通はね、魔法のない世界から来た人が錯覚するのがこれ。
魔法がない世界の技術と
魔法がある世界の技術が同じはずはない。
最初から前提となる現象の発生すら違うのだから。
例えば、そう、火だ。
科学技術上のを考えてみよう。
必要なのは、酸素と燃焼するもの、燃焼するものが発火点以上であることなどだ。
しかし、魔法上にはいくつかの体系があり、そのうちの1つで言うなら、
赤い△ で、火が燃える。
別系統では、何もない。
すなわち、酸素も燃焼するものもないのに、火は付く。
魔法技術と科学技術は、それぞれ違う道を辿ってきている、似て非なるものだ。
別体系の技術が入ってきても通用しないもの…なはずなのだが。
少し、予定と違ってしまいましたが、執筆中の手前まで、連続投稿の予定です。
ここまでお読み頂きありがとうございました