殺意の輪舞曲
殺してやる‼
殺してやる‼
あの男も‼あの女も‼
絶対思い知らせてやる‼
私には姉がいました。
優しく弱い人だった。
あの男に相応しい女性になろうとずっと努力していた。
あの男の婚約者候補は五人いた、
皇太子妃の教育だ。
候補者は次々脱落していき、姉だけが残った。
キビシイ教育に加え、暗殺の脅威もあった。
姉も幾度も命をおとしかけた。
姉は努力と強運によって、皇太子妃の座を手にいれた。
なのに…
姉は火炙りになった。
父も母も二人の兄も‼
都の広場で爵位を奪われ。
民衆に石を投げられ、罵声を浴びせられ‼
火炙りになった。
灰は川に流され、墓すらない。
その時私は二つほど離れた国にいた。
母の祖国。
お祖父様の家に滞在していた。
留学生として。
両親と兄と姉の死を知ったのは、総てが終わった後でした。
祖父は二つ離れた国の王弟殿下でした。
祖母は我が祖国ヨーグルの隣の国の第三王女でした。
私は祖父の国ダリシア国と祖母マシジア国で同盟を作り、ヨーグルに攻め入りました。
あの男と女は王と王妃になっていました。
先の王と妃を毒殺して王位を奪い。
弟の第二王子を追放し。
最も祖国は後数年したら滅んでいたでしょう。
酷い有り様だった。
無能な王、はで好きで男を侍らす事しか考えない王妃。
むしろ侵略は、ウェルカム状態だった。
第二王子の手引きで王と王妃を捕まえた。
広場に赤々と燃える、二つの火柱。
「気はすんだ?」
「復讐しても両親も兄も姉も帰ってこない…」
「でも…生き延びた者には、義務が有るんだよ。君のお姉さんが夢みた国を実現させるって言う」
第二王子は私の手を取りニッコリ笑った。
「兄を殺してまで手に入れた玉座。隣に座るのは復讐姫の君こそ相応しい」
白い白いお花畑で姉と私と第二王子が、夢見た国を作ろうと。
彼は囁いた。
その後ダリシア国とヨーグル国とマシジア国は、血塗れ王と復讐姫の手によって統一され。
三百年の歴史を刻む。
~ Fin ~
★復讐姫
両親と兄と姉を殺され復讐を誓う。
血筋チート
★復讐姫の姉
皇太子の婚約者。男爵令嬢に苛めの罪をでっち上げられ両親と兄共々火炙りになる。
★皇太子
男爵令嬢と結婚するために親や婚約者を殺す。
復讐姫に最後に火炙りにされる。
★男爵令嬢
贅沢が、できれば何人殺しても平気。
復讐姫に最後に火炙りにされる。
★第二王子
復讐姫の幼馴染み。復讐姫と復讐姫の姉と三人で理想の国を創ろうと約束する。




