食事会は人脈のチャンス Ⅰ
約3週分うっかりしていた作者がやっと話を続けます。あらすじです。前回、北へと移動するケンスケ達一行。すると、背後から、大きな影が近付いて来ていた。その影がストライクボアと分かって、戦うも、満身創痍になりかけたが、何とか勝った。タルトとジェットにお礼を言うけど、そういやこのストライクボア、どうやって運ぼうか?
ストライクボアを何とか勝った一行は、戦闘したところから少し離れたところ(もちろんストライクボアの死体が見える位置)で座っていた。
「うーむ、ギルドに相談に戻るのはきついしなぁ。」と、ケンスケは言う。
「魔法で凍らせといて、後で運ぶのも有りね。」
でもなぁ、横取りされそうと思ったら、何やらドラゴンが近付いてきて・・・
あ、一難去ってまたか、と思いきや?
(なんか困った時そうだったから立ち寄ったけどこれ、どうした?)
テレパシーなんて使えないと、おろおろしていたら
(あ、名乗り忘れてたな、ボクはビレット。君の魔物の村の守護神の従兄弟の友達さ。)
それはほぼ他人じゃないかと口から出かけたがこらえた。
全く気にしないで手をポンと叩いて、魔法を使う動作だとかろうじて分かった。
「人化の術。初めからこうすれば良かったな。」
話が進まないので、直球で話題を振った。
「ストライクボアを後で運ぶか今どうにかするかって議論してたんだが、お前が来て拗れたんだが?」
ビレットは呆れた顔になって、一言。
「運ぶ気がないなら運ぶ場所を変えればいいよ。」
タルトは、あっ、と閃きが到来して、何故か喜びをした。
「ニヤニヤして、どうした?」
答えは想像ついてるがな。
「村で焼き肉パーティーをしましょう。」
・・・やっぱりな
ピロリン♪
鳴らなかったスマホが何故かメッセージ画面になっていて、こう書かれてた。
焼き肉パーティーを開くなら、場所をお貸ししますよ。 by 渡し人ちゃん
何で分かったんだあいつ、もしかして、ビレットがグルなんだろうか。
ピロリン♪
少し強くなっていますね。もう少しそっちで鍛えたら、別のエリア行きますか?
まず腹ごしらえですね。
謎は深まるばかりだ。
ビレット:次覚えていやがれ、ちくしょう!
話がまだ途中だろが!まあ、人間の時間で言うと余り待たされなきゃ良いがな。




